心理資格ナビ
ゼロからスタート!心理カウンセラーを目指す方へ ゼロからスタート!心理カウンセラーを目指す方へ

キャリアコンサルタントになるには

更新日:2017/08/04

キャリアコンサルタントとは

イメージ

「キャリアコンサルタント」とは、有資格者のみが「キャリアコンサルタント」という名称を用いることができる名称独占の国家資格です。面談を通して相談者の経験や能力、また仕事に対する意識や適性などを引き出し、分析した上で今後のキャリア形成への助言およびサポートを行う、すなわちキャリアコンサルティングを生業とします。

以前より「キャリアカウンセラー」など類似する名称の民間資格が各種存在しており、その有資格者、またそうでない方も、その名称を使用し企業や公的機関、フリーランスなどで「キャリアコンサルタント」に相当する職に就いていました。しかしながら、2016年4月に「キャリアコンサルタント」という国家資格が誕生したことにより、類似する紛らわしい名称については使用できなくなっています。

今回、国家資格となった背景には、厚生労働省のキャリアコンサルタント養成計画があります。これは「自らの職業能力の棚卸に基づきキャリアアップ・キャリアチェンジを考える機会を多くの国民に提供するための方策」ということで、それを後押しする人材として「キャリアコンサルタント」が国家資格化の運びとなったわけです。これにより、今まで乱立していた曖昧な定義に基づく「キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)」を画一化し、一定の知識やスキルを有するキャリア形成の専門家として位置づけられるようになりました。

キャリアコンサルタントになるには

キャリアコンサルタントになるには、国家試験に合格する必要があります。資格取得へのステップは以下の通りです。

受験資格を得る

試験に合格する

登録をする

但し、国家資格化による経過措置により、厚生労働大臣が指定する試験の合格者およびこれと同等の能力を有すると認められる方については、試験が免除され登録のみで資格を得ることができます。詳しくはこちらでご確認ください。

キャリアコンサルタントの受験資格

受験資格は以下の通りです。

1、厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
2、労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
3、技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
4、上記の項目と同等以上の能力を有する者

但し、国家資格化による経過措置により、1については「平成28年3月までに、厚生労働大臣が認定する講習と同等以上のものであって厚生労働大臣が指定する講習を修了された方は、平成28年4月から5年間、キャリアコンサルタント試験を受験することができます。」とされています。

「厚生労働大臣が認定する講習」「実務経験の範囲」など、詳しくはこちらでご確認ください。

キャリアコンサルタント試験について

キャリアコンサルタント試験は年4回実施されます。試験は学科と実技(論述・面接)で行われますが、前回までの試験でどちらか一方がすでに合格されている場合や、指定試験で対応する試験に合格されている場合については、その試験は免除となり、学科もしくは実技のいずれかのみの受験が認められます。

※指定試験とは・・・技能検定キャリアコンサルティング職種の1級又は2級、および厚生労働大臣が指定する試験

◎第3回 キャリアコンサルタント試験結果
試験期日:2017/2/19(学科・実技論述試験)・2017/3(実技面接試験)
受験者数:1,760人(学科・実技同時受験者数)
合格者数:867人
合格率:49.3%
試験地:札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・愛媛・福岡・沖縄
試験区分・出題形式:筆記試験(四肢択一のマークシート方式・50問・100分)、実技論述試験(記述式・1ケース・50分)、実技面接試験(ロールプレイと口頭試問・1ケース・20分)
受験料:学科8,900円、実技(論述・面接)29,900円
試験実施団体: 特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会/特定非営利活動法人日本キャリア開発協会

◎第4回 キャリアコンサルタント試験結果
試験期日:2017/5/28(学科・実技論述試験)・2017/6(実技面接試験)
受験者数:1,572人(学科・実技同時受験者数)
合格者数:323人
合格率:20.5%
以下、第3回と同様

◎第5回 キャリアコンサルタント試験情報
(特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会・試験要綱による)
出願期間:2017/6/28〜2017/7/12
試験期日:2017/8/27(学科・実技論述試験)・2017/9/2・3(実技面接試験)
合格発表:2017/10/3
試験地:仙台・東京・名古屋・大阪・福岡・沖縄
以下、第4回と同様
※特定非営利活動法人日本キャリア開発協会の実技面接試験日程は2017/9/9・10、試験地は札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡、その他愛媛と沖縄も予定されています。それ以外の情報は、上記と同様。

キャリアコンサルタントの登録および更新について

キャリアコンサルタントになるためには、試験に合格した後、特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会の「キャリアコンサルタント名簿」に登録を行うことが必要です。

以下の通り、登録費用がかかります。
登録手数料:8,000円
登録免許税:9,000円
登録が完了すると、登録証が郵送にて送られてきます。

キャリアコンサルタントは、5年ごとに更新が必要です。更新を受ける際には、知識講習8時間以上、技能講習30時間以上を受講することが定められています(一部免除対象あり)。

キャリアコンサルタントの活躍の場

キャリアコンサルタントの活躍の場は、企業、教育機関、公的機関、各種団体まで多方面に広がっています。

一般企業・・・企業内カウンセラーとして従業員のキャリア相談やキャリア形成支援
人材派遣会社・・・登録者の面談〜派遣先企業とのマッチング、就業後のフォロー
教育機関・・・就職支援や進路相談、キャリア形成に関する授業やセミナーを開講
公的機関・・・ハローワークや高齢者向け就職支援センターにおける求職者支援

また、キャリアコンサルタントとして独立し、フリーランスで仕事をしている方も数多くいます。そういった方の多くは、企業や各種機関に所属し、キャリアコンサルタントとしての経験を積んだ後に独立、人脈や経験を基にフリーランスとして活躍しています。

まとめ

キャリアコンサルタントを必要とする方々は、自分のやりたいことや適性がわからずもがいている方、理想と現実とのギャップに苦しむ方など、仕事やキャリアに悩みを持った方がほとんどです。そういった方々の経験やスキル、能力を引き出し、適性を見極めるとともに、自己発見、自己理解へと導いてあげることもキャリアコンサルタントの役目です。相談者の仕事を決めてあげるのではなく、キャリアや仕事に対する悩みに寄り添い、自分自身を見つめなおす機会を作ってあげること、そしてプロの視点から助言を与え、相談者自ら答えを出せるようサポートすることなのです。

国家資格とは言え、キャリアコンサルタントは比較的チャレンジしやすい資格です。受験資格に学歴を問う文言はなく、実務経験がなくても民間のスクールで講習を受講すれば、今からでも受験資格を得ることが可能です。

国家資格化したことで、資格の信頼性、キャリアコンサルタントの社会的地位も高まり、今後ますます注目されることでしょう。「コンサルタント」という仕事に興味のある方や「キャリア」という側面で人を助けたいという方、社会人経験を活かして人の役に立ちたいという方にも、おすすめの資格です。

一方、心理面のコンサルタントに特化するのであれば、民間の心理カウンセラースクールに通うことも検討の価値があります。同時に資料請求してみると比較ができてよいと思います。