教育カウンセラーになるには

教育カウンセラーになるには教育カウンセラー
教育カウンセラー

教育カウンセラー®とは

教育カウンセラー®とは、特定非営利活動法人日本教育カウンセラー協会が認定する資格です。教育カウンセラー®は知識や技能、経験などによって、初級、中級、上級に分けられていますが、ここでは初級教育カウンセラー®について説明していきます。
教育カウンセラーとは、「教育とカウンセリングの両方になじみのある専門教育者」であると、日本教育カウンセラー協会には書かれています。その中で初級教育カウンセラー®資格取得者は、「日常の教育活動にカウンセリングの考え方や技術を活用することができる教育者」とされています。初級であるといっても、実践レベルでのカウンセリングスキルは必要ですし、資格取得の際にも、教育カウンセリングに関する実践歴が2年以上必要になります。子ども、生徒などの悩みを解決する手助けをしたいなど、教育現場でのカウンセリングに明確な目標がある方には、目指すべき資格の一つとなるでしょう。

教育カウンセラー®になるには

教育カウンセラー®は資格の名称です。資格取得には、以下の3つのステップが必要です。

1、申請要件を満たす(養成講座で実施される試験を受験)

2、審査に合格する

3、資格登録をする

教育カウンセラー®申請について

初級教育カウンセラー®の資格取得には、認定申請書の提出が必要になります。その際、下記の申請要件を満たす必要があります。

1.教育カウンセリングに関する実践歴が2年以上
2.教育カウンセリングに関する各種研修講座参加(研修歴)40時間以上
3.教育カウンセラー養成講座を受講する
※養成講座は時期によって、開催場所、日程が異なります
4.教育カウンセラー養成講座で実施される、筆記試験を受験する

認定申請書提出後、認定審査に合格すると資格取得ができます。

教育カウンセラー®試験について

初級教育カウンセラー®の試験は、養成講座の中で実施されます。開催会場と日時については時期によって異なります。事前に確認をしておきましょう。
出題範囲:50問程度の筆記試験(試験内容は『教育カウンセラー標準テキスト 初級編』(NPO日本教育カウンセラー協会編・図書文化社刊)内容に準拠したものになります)

教育カウンセラー®審査について

認定審査に合格すると、教育カウンセラー®の資格が取得できます。認定審査は、申請書類の内容と、養成講座内で行われる試験結果を総合して判断されます。認定結果は5段階にわかれ、認定書の発行の有無や、今後の対応が変わります。詳しくは下記の通りになります。

1.合格
2.要望つき合格:認定証は発行。しかし要件が十分に満たされていない項目があるので、今後の努力が要望される
3.再審査:条件内容を満たす証明を提出すれば、審査を経て認定証が発行
4.保留:申請要件(実践歴2年以上など)を満たしていない場合。要件を満たすまで審査は保留されます
5.不合格

教育カウンセラー®登録について

認定審査合格後、登録料の振込みが必要になります。また、初級教育カウンセラー®資格取得者は、日本教育カウンセラー協会の会員に登録されます。認定結果によって振込み内容が異なります。詳しくは下記の通りです。

【合格・要望つき合格】登録料20,000円・1年分の会費4,000円
【再審査・保留】1年分の会費4,000円

初級教育カウンセラー®の資格は、認定された年度から7年間有効です。更新の際には更新手数料がかかります。

まとめ

教育カウンセラー®は、教育に特化した資格になります。
教育カウンセラー®の資格を取得するには、実践歴が2年以上必要であるなど、カウンセリング経験などがない人には難しい資格です。教育カウンセラー®のみを目指すのではなく、他にもあるカウンセラーの資格を取得し、実践経験を得ながら目指すといいでしょう。

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