応用心理士になるには

応用心理士になるには?応用心理士
応用心理士

応用心理士とは

応用心理士とは、日本応用心理学会が認定する資格の名称です。応用心理士には試験の実施がありませんが、資格の認定要件が難しい資格です。
まず、日本応用心理学会の会員に、満2年以上の在籍が必要です。その会員になるためにも、一般社団法人日本心理学諸学会連合が実施する心理学検定®1級合格などが条件になっています。
短期間集中して勉強すれば取れる資格ではありません。趣味で心理学を学びたい人よりも、「心理学をしっかりと学びたい」「心理カウンセラーとしてこれから活躍したい」などの、今後の目標がある人には、オススメな資格と言えるでしょう。

応用心理士になるには

応用心理士は資格の名称です。資格を取得するためには、日本応用心理学会の会員なるなど、様々要件を満たさなければなりません。応用心理士になるまでのステップは以下の3つです。

1、日本応用心理学会に入会する

2、資格申請に合格する

3、資格登録をする

応用心理士の受験資格

応用心理士は試験の実施がありません。資格要件を満たし、かつ応用心理学の専門職としての資質があると認められた人が資格を認定されます。
資格要件の中に日本応用心理学会の会員であることがあげられていますが、日本応用心理学会の会員になるためにも要件があります。

・日本応用心理学会の会員になるには
以下の3つの要件の内いずれか1つを満たし、かつ日本応用心理学会会員の推薦が必要です。(※推薦者がいない場合には補助資料の添付が必要)
1.四年制以上の大学で心理学およびその隣接分野を専攻した者
※隣接分野とは、教育学、児童学、人間関係学、体育学、社会学、社会福祉学、芸術学、宗教学、医学(心身医学、精神医学、行動医学など)、看護学、経営学、認知科学(人工頭脳など)、人間工学などがあてはまります。
2.一般社団法人日本心理学諸学会連合が認定する心理学検定®1級合格者で22歳以上の者
3.第1号に準じ常任理事会が認める者

※心理学検定®1級は、年1回、8月に試験が実施されます。

・応用心理士の資格要件
応用心理士の資格要件は、日本応用心理学会会員に満2年以上在籍し現会員であることと、以下の4つの要件のうち1つに該当する必要があります。
1.学校教育法に定められた大学または大学院において、心理学専攻又はこれに準ずる分野を卒業あるいは修了した者(学位授与機構の審査により学士の学位を授与された者も含む)。
2.学会機関誌応用心理学研究に1件以上の研究論文(共著も含む)を発表した人、または学会の年次大会において2件以上の研究発表(単独発表または責任発表のもの)をした者。
3.認定審査委員会が応用心理学と関係があると認めた専門職で、3年以上の経験を有する者。
4.応用心理学と関係ある職で3年以上の経験を有し、本学会研修委員会企画の「研修会」に5回以上参加した者(申請時に5回分の「受講証明書」を添付)。

上記の資格要件を満たし、応用心理学の専門職としての資質があると認められた人に資格が認定されます。ただし、1~4のいずれかの要件も完全に満たすことができない場合には、該当内容を総合して判断が行われます。

応用心理士試験について

応用心理士は試験実施がありません。資格要件を満たした方は、資格の申請が行えます。申請は年2回受け付けられます。申請期間は3ヶ月ありますが、忘れないようにしましょう。
◎前期 応用心理士審査情報
申請期間:4/1~6/30
合格発表:8月上旬
認定料納入日:8月下旬まで
審査料:10,000円
認定料:30,000円
◎後期 応用心理士審査情報
申請期間:10/1~12/31
合格発表:2月上旬
認定料納入日:2月下旬まで

まとめ

応用心理士に資格試験はありませんが、心理の知識はしっかりと求められます。特に大学や仕事などで心理系に携わっていない人は、日本応用心理学会会員の必要在籍期間に、自分自身でスケジュールを立てながら勉強することが重要となります。また自分自身でスケジュールをたてられるということは、仕事をしながらでも目指せる資格ということにもなります。資格取得には2年以上と時間がかかりますが、仕事などをしていても無理なく目指すことができます。明確な目標があり、継続して学んでいく力がある人にはオススメな資格と言えるでしょう。

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