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心理カウンセラーの知識を人間関係や恋愛で活用する具体例

更新日:2017/06/28

恋愛や人間関係に心理学は活かせるの?

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カウンセラーのたまきです。書店へ行くとわかるかと思いますが、『相手を虜にする心理テクニック』『人間関係が楽になる心理学』等とうたった本は常にありふれており、時にはベストセラーのなる程の人気です。実際に、心理学を学ぶきっかけの一つとして、「対人関係で心理学の知識を生かしたい」「もっと恋愛で幸せを掴むために、人の心理を勉強したい」と言って、心理学の門を叩く人は大勢いるくらいです。

他にも、たくさんの心理カウンセラーが存在する中、『恋愛専門カウンセラー』と名乗って活動している人もいるくらい、恋愛や人間関係と心理学・心理カウンセラーは切っても切り離せません。 心理学は「自分を知るツール」ですが、自分と上手に付き合うことができると、必然的に周りの人やパートナーとも上手に付き合えるようになっていきます。

人間関係に活かせる心理学『投影の法則』

心理学ではとてもメジャーな法則の一つに、『投影の法則』というものがあります。

投影の法則を簡単に説明すると、「自分の心をフィルターを通して外の世界をみている」ことを指します。

言い換えると、「自分の心の状態をいろんな物や人に映し出している」ということです。

例えば、道端に一輪のたんぽぽが咲いていたとします。このたんぽぽを見て、どう感じるかは人それぞれです。

『なんだか寂しそうだな。儚いな、悲しいな‥』
と感じることもあれば、
『逞しくて力強いな!かっこいいな』
と感じる人もいるでしょう。

『寂しいな、儚いな、悲しいな』と感じる時は、自分の心も今まさに寂しさや儚さ、悲しさを感じている証拠です。

『逞しくて力強い』と感じている時は、自分の心も今まさに、生き生きと力強く輝いている証拠なのです。

そして、この投影は人間関係や恋愛で嫌というほど起こります。

私が心理カウンセラーをしている中で最も多いご相談の一つとして、

「私は周りの人から嫌われているような気がして怖い」
「職場の人が私を嫌っているような気がして辛い」

など、『誰かに嫌われている怖れ』を抱いているケースがあります。

例えば、内緒話をしている同僚をみて、『私の噂話をしているのかも‥』と気になったり、「おはようございます」と挨拶をしたのに返事が返ってこなかったのを気にして、嫌われているのではと怖れを抱いているとします。

しかし、よくよく考えてみると、同僚達は仕事の大切な話を耳打ちしていたのかもしれません。挨拶をして返事がなかったのも、心に余裕が持てなくて焦っており、周りが見えていなかったからかもしれません。

それなのに「嫌われているのかもしれない」と気に病んでしまう場合、そこにも投影の法則が働いています。

投影の法則とは、自分の心の状態を他人に映し出すわけですので、『嫌われている』と感じがちな人というのは、実はあなた自身が自分を嫌っているということなのです。

もし自分のことが好きで自己肯定感を持っているとしたら、他人が内緒話をしていても、挨拶を返してくれなくても、きっとさほど気にならないはずです。「まぁそういう時もあるか」と流すことができるはずです。

問題なのは、他人に嫌われていると感じていることではなく、自分が自分を嫌っていることになるのです。そうとわかれば、自分をどう好きになろうか、自分の心と向き合うことができますよね。

恋愛にも活かせる!?

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この投影の法則は恋愛でも役立ちます。

例えば、好きな相手(彼)にLINEを送ったのだけど、なかなか既読にならず返事が遅い‥、いつもより絵文字が少なくてそっけない‥、等といったことが起こったとします。

そのようなことがしばらく続くと、

「きっと私は嫌われているに違いない」
「もう私なんて必要ないんだな」

と思い込んで、フラれる前に相手をフる‥というケースはとっても多いもの。

傷つくのが怖いから敢えて自分から先にフる、というパターンをもった人は少なくありません。

しかし、彼は仕事でトラブルを抱えていてLINEを返す余裕がないのかもしれません。絵文字が少なくてそっけないのも、たまたまだったのかもしれません。

それなのにネガティブに思い込んでしまうのは、自分自身の問題です。ここにも投影が働いていて、自分が一番自分を小さくちっぽけに扱って大切にしていないのかもしれません。

『投影を取り戻す』と言うこともしばしばありますが、思い込みで終わらせるのではなく、ちゃんとコミュニケーションをして事実を確認することが大切。

「LINEがなかなか既読にならなくて、嫌われたのかと心配になってしまった」
などと、ちゃんと言葉に出して伝えることです。すると大抵は、
「忙しくてLINEする余裕がなかったんだ、ごめんね」
などと返ってくることが多いでしょう。

投影は、自分の心の状態を図るバロメーターでもあります。私たちの心は、ありとあらゆるものに投影を起こすので、あなたの生きる世界はあなたのシナリオ通りと言っても過言ではありません。ネガティブな思いばかりを抱くとき、対人関係や恋愛でつまづいたとき、一体どのような投影が起こっているのかを考えることができると、心の真実に気付くかもしれません。