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電話カウンセリングの仕事内容

更新日: 2017/08/10

電話カウンセリングとは?

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カウンセラーのたまきです。インターネットで「カウンセリング」と検索すると、幾らか「電話カウンセリング」がでてきますが、近頃は多くの心理カウンセラーが所属する電話相談サイトがたくさん存在します。それだけ世の中のカウンセリングに対する需要が増している証拠と言えるでしょう。

ひと昔前まで、カウンセリングといえば「精神疾患を抱えていたり、何らかの心の病を抱えた人が使うもの」という固定概念をもった人も少なくなかったのが実際ですが、最近では気軽に電話カウンセリングを受ける人も増えてきて、カウンセリングに対する垣根も低くなってきているようです。

各自治体が自殺防止のために設けている電話センターや、「いのちの電話」のように無料で相談を受けるところもあるようですが、多くの電話カウンセリングはほぼ有料となっているようです。中には「最初の10分のみお試しで話せます」「初回のみ無料で話せます」など、気軽に電話カウンセリングを試せるようなサービスを提供している団体もあるようです。

私自身も心理カウンセラーとして活動する中で、個人で有料の電話カウンセリングをおこなっています。では電話カウンセリングでは一体どんなことをするのでしょうか?また電話カウンセリングのメリット・デメリットについてもお話しをしたいと思います。

電話カウンセリングの仕事について

基本的には対面のカウンセリングと同様ですが、主にクライアントのお話しを傾聴し、問題や悩みの根源を分析しながら、受容と共感をおこないます。有料でおこなっている電話カウンセリングの多くは、無制限に話しができるのではなく時間が決められています。その限られた時間の中で、カウンセリングをおこないます。

しかしお互いの「顔」が見えないので、相槌のタイミングが難しかったり、クライアントと話すタイミングが被ってしまうこともあるでしょう。不自然な間が空いてしまうこともしばしば起こります。またジェスチャーもできないため、何かを伝えたいときに言葉だけで伝える難しさを感じることもあります。

しかし、これらは臨床経験を積むことによって次第に解消されていきます。自分なりに感覚やコツを掴んでいくことが大切です。

電話カウンセリングの実際

対面でおこなうカウンセリングとは違い、クライアントの顔はもちろん、表情や動作も見ることができません。電話カウンセリングで唯一、心理分析の判断材料とできるものといえばクライアントの「声」があります。

声のトーンや話し方の速度でクライアントの心理状態や性格を分析することができるのです。 しかし声だけでは判断が難しい場面もあるので、やはり電話カウンセリングは心理分析をする際の情報量がとても少ないと言えるでしょう。

例えば私が経験した一つの事例ですが、電話カウンセリングで
「私はとても社交的で自分のことが大好きです!」
とハキハキとおっしゃるクライアントさんがいらっしゃいました。

何度か電話カウンセリングでお話しした後に、初めて対面のカウンセリングを受けにいらっしゃったのですが、いざ実際にお会いしてみるととても言葉数も少なく、過度に緊張された動作や自信のなさが読み取れる仕草が目につきました。 電話カウンセリングの印象と対面で実際にお会いした印象とは全く違うものでしたので、「電話カウンセリングでは顔が見えない分、自分を良く見せようとしたり偽ったりすることも可能なのかもしれない」と感じました。

クライアントの姿が見えない分、電話カウンセリングは難しさを感じることも少なからずありますが、それでも
「話しを聴いてもらえてとても楽になった」
「明日からまた頑張ろうと思えた」
「緊張しやすい性格なので対面でお会いするよりも電話カウンセリングの方が素直に気楽に話すことができる」
などといったご感想をいただくと、やはり電話カウンセリングもやっていて良かったと感じます。

また電話カウンセリングのメリットといえば、「日本全国どこからでも電話を受けることができる」ということです。

例えば対面カウンセリングをおこなう場所を、北海道に設けていたとします。そこに沖縄県在住のクライアントが毎週対面カウンセリングを受けにくるのは物理的になかなか難しいですよね。

しかし電話カウンセリングは、クライアントがどこに住んでようとあまり関係ありません。電話一本で日本全国だけではなく、海外在住の人のカウンセリングをおこなうことも可能です。 その点で電話カウンセリングは、全国にクライアントをもつことができるので、より沢山の人とより多くのお話しができるメリットがあると言えるでしょう。