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キャリアコンサルタントとは

更新日:2019/03/29

名称独占資格であり、所持していないと名乗ることができない!

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キャリアコンサルタントとは、有資格者のみが「キャリアコンサルタント」という名称を用いることができる名称独占の国家資格です。面談を通して相談者の経験や能力、また仕事に対する意識や適性などを引き出し、分析した上で今後のキャリア形成への助言およびサポートを行う、すなわちキャリアコンサルティングを生業とします。

キャリアコンサルタントが国家資格(名称独占資格)になった背景

今回、国家資格となった背景には、厚生労働省のキャリアコンサルタント養成計画があります。これは「自らの職業能力の棚卸に基づきキャリアアップ・キャリアチェンジを考える機会を多くの国民に提供するための方策」ということで、それを後押しする人材として「キャリアコンサルタント」が国家資格化の運びとなったわけです。これにより、今まで乱立していた曖昧な定義に基づく「キャリアコンサルタント(キャリアカウンセラー)」を画一化し、一定の知識やスキルを有するキャリア形成の専門家として位置づけられるようになりました。「キャリアコンサルタント」という国家資格の誕生により、現在は類似する紛らわしい名称については使用できなくなっています。

キャリアコンサルタントになるには

資格試験の受験資格を得ることが前提!

キャリアコンサルタントになるには、資格取得に向けたステップをクリアしなければなりません。

受験資格を得る

試験に合格する

登録をする

まずはじめに、受験資格を満たす必要がありますね。尚、受験資格は以下となっています。

受験資格:
1. 厚生労働大臣が認定する講習の課程を修了した者
2. 労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力開発及び向上のいずれかに関する相談に関し3年以上の経験を有する者
3. 技能検定キャリアコンサルティング職種の学科試験又は実技試験に合格した者
4. 上記の項目と同等以上の能力を有する者

※試験免除について
以下に該当する方は、キャリアコンサルタント試験の該当試験が免除されます。

・キャリアコンサルタント学科試験又は実技試験においてどちらか片方の合格者は、合格している試験が免除。

・技能検定キャリアコンサルティング職種の1級又は2級の学科試験、実技試験のどちらか片方の合格者は、キャリアコンサルタント試験の対応する試験が免除。

・平成28年3月までに、キャリアコンサルタント試験と同等以上のものであって厚生労働大臣が指定する試験(平成28年3月まで実施されていたキャリア・コンサルタント能力評価試験等)【指定の試験等一覧】に合格した方等は、キャリアコンサルタント試験についても対応する試験の合格者とみなされ、対応する試験が免除されます(平成28年4月から5年間有効)。

試験合格後に資格登録が必要!

キャリアコンサルタントになるためには、試験に合格した後、特定非営利活動法人キャリア・コンサルティング協議会の「キャリアコンサルタント名簿」に登録を行うことが必要です。登録するうえで、かかる費用や必要書類などをまとめてみました。

▽キャリアコンサルタント 資格登録に関する事項

項目 内容
資格登録にかかる費用 登録手数料:8,000円
登録免許税:9,000円
登録までの流れ web申請により進めていきます。

1. マイページ作成
『キャリアコンサルタントwebサイト』にて
メールアドレス登録、パスワード発行、申請画面にて情報入力

2. 合格証のアップロード

3. 申請後、提出書類の送付
※提出書類送付時に収入印紙が必要となります。

4. 申請完了(登録センターで審査)

5. 登録手数料の支払い
審査完了の通知メールが届き次第、マイページより登録手数料(8,000 円、非課税)をお支払う。
※支払方法はコンビニペーパーレス決済、又はクレジットカード決済(VisaかMaster)

6. 入金を確認後、登録証を発行
2〜3週間程で発行される予定だが、時期によって3〜4週間かかることもあり。

※郵送での手続きも可能。詳しくは、キャリアコンサルタントwebサイト『郵送の場合の手続きの流れ』をご確認ください。

尚、次のいずれか一つに該当する方は登録を受けることができません。注意が必要ですね。

1. 成年被後見人または被保佐人
2. 職業能力開発促進法(昭和 44 年法律第 64 号。以下「法」という。)又は法に基づく命令に違反し、罰金以 上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなった日から 2 年を経過しない者
3. 法又は法に基づく命令以外の法令に違反し、禁錮以上の刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受け ることがなくなった日から 2 年を経過しない者
4. 法第 30 条の 22 第 2 項の規定により登録を取り消され、その取消しの日から 2 年を経過しない者

また、キャリアコンサルタントは、5年ごとに更新が必要です。更新を受ける際には、知識講習8時間以上、技能講習30時間以上を受講することが定められています(一部免除対象あり)。

キャリアコンサルタントの試験日程・試験概要は?

年4回実施されています。

キャリアコンサルタント試験は年4回実施されます。試験は学科と実技(論述・面接)で行われますが、前回までの試験でどちらか一方を既に合格されている場合や、指定試験で対応する試験に合格されている場合については、その試験は免除となり、学科もしくは実技のいずれかのみの受験が認められます。

試験は「特定非営利活動法人キャリアコンサルティング協議会」「特定非営利活動法人日本キャリア開発協会」の二つの協会で実施されています。尚、試験日や試験地などが異なるので注意しましょう。

▽【2019年実施】キャリアコンサルタントの試験概要

項目 試験日程(予定)
試験日程 第11回試験
●学科・実技論述試験
2019年2月24日(日) 終了
●実技面接試験
2019年3月9日(土)、10日(日) 終了
●受験申し込み期間
2018年12月14日(金)〜2019年1月11日(金) 終了

※合格発表は2019年4月2日(火)予定。

試験時間数:
学科:100分
論述:50分
実技:20分(ロールプレイ15分 / 口頭試問5分)
第12回試験
●学科・実技論述試験
2019年7月7日(日)
●実技面接試験
2019年7月13日(土)、14日(日)
追加日程:2019年7月20日(土)
●受験申し込み期間
2019年4月17日(水)〜2019年5月8日(水)

※合格発表は2019年8月20日(火)予定。
第13回試験
●学科・実技論述試験
2019年11月3日(日)
●実技面接試験
2019年11月16日(土)、17日(日)
追加日程:2019年11月10日(日)
●受験申し込み期間
2019年8月16日(金)〜2019年9月2日(月)

※合格発表は2019年12月13日(金)予定。
第14回試験
●学科・実技論述試験
2020年3月8日(日)
●実技面接試験
3月14日(土)、15日(日)
追加日程:2019年3月21日(土)
●受験申し込み期間
2019年12月13日(金)〜2020年1月6日(月)

※合格発表は2020年4月17日(金)予定。
出題範囲・問題数 出題範囲:
・職業能力開発促進法その他関係法令に関する科目
・キャリアコンサルティングの理論に関する科目
・キャリアコンサルティングの実務に関する科目
・キャリアコンサルティングの社会的意義に関する科目
・キャリアコンサルタントの倫理と行動に関する科目

問題数:
学科:50問、論述:1〜2問、実技:1ケース
試験場所(都道府県) 学科試験:
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・愛媛・福岡・沖縄

実技試験:
札幌・仙台・東京・金沢・名古屋・大阪・広島・高松・愛媛・福岡・沖縄

※エリアによっては、開催されない場合もあります。詳しくは各試験実施回の受験案内に試験実施地区が記載されています。そちらでご確認ください。
受験料 学科:8,900円
実技(論述・面接試験):29,900円
合格基準 学科:
100点満点で70点以上の得点。

実技:
150点満点で90点以上の得点。ただし論述試験の満点の40%以上、かつ面接試験の評価区分の中の「主訴・問題の把握」「具体的展開」「傾聴」のいずれにおいても満点の40%以上の得点が必要。

▽【学科試験】実績データ

試験実施日 受験者数 合格者数 合格率
第11回
(2019年2月実施)
- 人 - 人 - %
第10回
(2018年11月実施)
1,846人 1,161人 62.9%
第9回
(2018年8月実施)
1,366人 439人 32.1%
第8回
(2018年5月実施)
1,387人 831人 59.9%

▽【実技試験】実績データ

試験実施日 受験者数 合格者数 合格率
第11回
(2019年3月実施)
- 人 - 人 - %
第10回
(2018年11月実施)
1,317人 865人 65.7%
第9回
(2018年8月実施)
1,098人 745人 67.9%
第8回
(2018年5月実施)
1,083人 779人 71.9%

仕事内容・活躍の場は?

就転職希望者への適切な助言・指導が主な仕事!

キャリアコンサルタントの主な仕事は、就転職希望者の能力を見極め、就転職活動の進め方や就職先の選択など、就転職に関わる適切な助言・指導することです。具体例でいうと『その仕事に就くにはパソコンスキルが必要です。ハロートレーニング(公的職業訓練)であれば、無料でスキルを身に付けられますよ』『この仕事の方が、あなたの個性を生かすことができますよ』といった具合です。
仕事に関する相談に乗るプロフェッショナルと考えれば、イメージしやすいかもしれませんね。

ちなみに、職業能力開発促進法によると『キャリアコンサルタントとは、キャリアコンサルタントの名称を用いて、キャリアコンサルティングを行うことを業とする』とされています。また、キャリアコンサルティングとは『労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと』と定義されています。

企業、教育機関、公的機関、各種団体など活躍の場は様々!

キャリアコンサルタントの活躍の場は、企業、教育機関、公的機関、各種団体まで多方面に広がっています。主な活躍の場と大まかな仕事内容をまとめてみました。

▽キャリアコンサルタントの主な活躍の場・仕事内容

活躍の場 主な職場・仕事内容
一般企業 企業内カウンセラーとして従業員のキャリア相談やキャリア形成支援
人材派遣会社、民間職業紹介会社 登録者の面談〜派遣先企業とのマッチング、就業後のフォロー
教育機関
(中学校、高等学校、大学、大学院、専門学校など)
就職支援や進路相談、キャリア形成に関する授業やセミナーを開講
公的機関 ハローワークや高齢者向け就職支援センターにおける求職者支援
独立してのキャリアコンサルティング業務 企業・団体等の委託により、従業員などへのキャリアカウンセリング、学校等でキャリア教育の指導者や講演活動など

待遇面・将来性は?

国家資格化により資格の信頼性、社会的地位も高まっている注目資格!

国家資格化したことで、資格の信頼性、キャリアコンサルタントの社会的地位も高まり、今後ますます注目されることでしょう。一方、収入面では経験年数などでも違いはあるかと思いますが、月給20万円台前半の求人募集も多いように感じます。待遇面での大幅アップは見込みづらいかもしれません。

国家資格とはいえ、受験資格で学歴を問われることはなく、実務経験がなくても民間のスクールで講習を受講すれば受験可能です。比較的チャレンジしやすい資格といえるでしょう。「コンサルタント」という仕事に興味のある方や「キャリア」という側面で人を助けたいという方、社会人経験を活かして人の役に立ちたいという方にもおすすめの資格です。

キャリアコンサルタントの講座探しで困ったら

複数スクールでの比較検討がおすすめ!

キャリアコンサルタントの講座開講しているスクールは、複数あります。そのため、度の講座を受講すればよいか迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
無理に最初から絞り込まずに、複数スクールで受講費用や学習サポート面など細かな点までしっかり比較検討されることをおすすめします。無理なく受講できる自分合った講座選びをしたいものですね。

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