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良好なママ友関係を築くには|ワンオペ育児の悩みと人間関係

更新日: 2017/11/24

社会問題にもなりつつある「ママ友」関係

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カウンセラーのたまきです。2017年の流行語大賞にノミネートされた言葉の1つに「ワンオペ育児」という言葉があります。ワンオペ育児とは「ワンオペレーション」からきている略語で、過去に飲食店やコンビニエンスストアを1人勤務体制で回す過酷な労働環境が社会問題になりました。同じようにワンオペ育児は、誰にも手助けをしてもらえずに、家事や育児を一人で全てこなさなければいけない状況のことを指します。

私は心理カウンセラーとして長年沢山の人のお話しを聴いていますが、ワンオペ育児のことで苦しい感情を抱き相談にいらっしゃる方も多くなってきたように感じています。 今は核家族が当たり前になり、近所付き合いも昔ほど多くはない社会になりました。唯一頼ることのできる配偶者も仕事に追われて残業続き‥という状況でワンオペ育児は生まれてしまったのだと感じます。

それと同時に「ママ友」関係でも悩み、辛い思いをする方も多くなってきているようです。ワンオペ育児で苦しい状況や辛い精神状態になると、女性はまず「誰かにこの話しを聴いてほしい」と思うのが一般的です。 女性は誰かに話すことによって、ストレスを発散させます。話すことにより「共感」してもらえるだけで楽になったり気持ちが晴れる場合が多いのです。 よって近くの児童館に行ったり、多くの子どもとその親が集まる公園やデパートの広場に行って、話しを共有できる「ママ友」を作ろうとしますが、そのママ友関係でトラブルを抱えたり嫌な思いをすることもあるようです。

では、良好なママ友関係を築くには一体どういうことに注意が必要なのでしょうか。

人間関係で躓く多くが「距離感の問題」

パーソナルスペースといいますが、他人に近寄られると不快に感じてしまう空間のことを指します。親密感を感じている相手なら、ある程度近づいても嫌な感情を抱くことはありませんが、あまりよく知らない相手や不快に思っている相手とは距離を空けたくなります。 人によってこのパーソナルスペースの領域は異なります。本人の性格や育った環境・生育歴によっても個人差があると言われています。

ですが一般的には男性に比べて、女性の方がパーソナルスペースは狭いとされています。女性の方が男性よりも元来コミニュケーションが上手、という影響もありそうです。 しかしパーソナルスペースは人によって異なりますので、「グイグイと自分の領域に入ってこられることに苦痛を感じる」「そんなに仲良くないのに、根掘り葉堀り色々と聞かれることにストレスを感じる」という人もいるでしょう。

ワンオペ育児で「誰かに話しを聴いてほしい」「誰かとつながりたい」という気持ちがあまりにも膨れ上がってしまうと、早急に誰かと距離を詰めたいと思いがちです。その緊迫した勢いで、ママ友に近づいていくと警戒されたり嫌がられる、といったような問題が起こってしまうのです。そしてまた孤独に陥ってしまう‥といったような苦しい状況にならないためにも、普段日頃から相談できる相手や何でも気軽に話せる関係性を作っておくことは大事なことかもしれません。 もし相談相手が誰もいない、という状況であれば、そんな時こそ『カウンセラーを頼ってみる』というのも良い方法と言えるでしょう。そして「パーソナルスペースは人によって異なる」ということを頭に入れ、少しずつ距離を縮めていくのがベストかもしれません。

この距離感の問題は決してママ友関係だけに限らず、様々な場面で発生します。 親密さが大好きでどんなことでもすぐに打ち明けてしまう人、というのは一見フレンドリーに感じますが、人に対して警戒心をもっている人からすれば「怖れ」を感じてしまうこともあるようです。同じ様な距離感をもっている相手なら問題はないのですが、目の前にいる人は一体どんな距離感を大切にしているのか少し観察してみるのも良いかもしれません。

子どもを介した「ママ」のつながり

ママ友は、その名の通り「子どもを介したつながり」です。ですので、相手がどういう性格でどんな人なのか、よくわからないまま家に呼んだり誘われたりすることもあるようです。よくよく話してみたら性格が全く合わずに一緒にいると苦痛を感じる、という問題も発生しやすいようです。 ママといえど、立派な一人の人間です。性格が合う人もいれば、全く合わない人もいるでしょう。我慢をして子どものために付き合うこともできますが、それでは身が持たなくなることもあるかもしれません。

子どもを介したママ友のつながりだけではなく、一人の人間同士としてお付き合いできる関係性ができると理想的です。「この人とは気が合うな」「この人とは同じ空間にいても楽だな」と感じる相手がいれば、相手のペースも考慮して徐々に距離を縮めていくと良いでしょう。 今は女性も外で活躍する時代になってきています。ひと昔前は専業主婦が当たり前の時代もありましたが、今は自分の世界を持ち社会で活躍する人も大勢います。ママ友関係で苦痛を感じるのは、その世界が全てになっている可能性もあります。自分の視野を広げるためにも、ママ友関係だけではなく他での関係性を築いていくことも良いと言えるでしょう。