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おひとりさまの心理とは

更新日: 2018/03/14

近年急増しているといわれる「おひとりさま」

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「おひとりさま」という言葉が近年メディアでもよく取り上げられていますよね。おひとりさまとは、一人でランチやディナーをしたり、一人でショッピングに出掛けたり、一人で旅行に出掛けたりと、単独で行動することを指します。

男性は元々単独で行動しやすい生き物でもあります。幼い頃のことを思い出してほしいのですが、女性は小・中学生の頃、友達と一緒にトイレに行ったり、どんなことでも誰かと共に行動することを好みます。女性と男性は違う星からやってきたのではないか、と心理学者が唱えるくらい女性と男性では思考回路が違うのです。

誰かと共有したり共感することを大事とするのは、本来女性の方ですが、この「おひとりさま」は女性に急増中だそうです。そして日本だけに限らず、アメリカやヨーロッパ諸国でも「おひとりさま」が急増したと言われています。その背景には一体何があるのか、おひとりさまの心理を考えてみたいと思います。

決して孤独ではない「おひとりさま」

おひとりさまで行動する人は、一見孤独に見える人もいるのではないでしょうか。「赤信号みんなで渡れば怖くない」とも比喩されることがありますが、日本人は何でも「みんな」で行動したり同調することを文化としている節があります。他人の意見を尊重し、人と合わせることを美徳とします。もちろん謙虚な部分だったり人の気持ちを考えて行動する優しさだったり、良い面も沢山あるのですが、「同調圧力」に負けてしまう一面もあります。

みんなと同じでなければいけない、決して一人だけ違うことをしてはならない、そう言った暗黙の了解が長い間世間に蔓延っていました。しかし、少しずつ個性が尊重される世の中に変わってきたのと同時に「おひとりさま」も急増していったのだと考えられます。一人で行動することは決して恥ずかしいことではない、そう思う人も増えてきたのでしょう。

また最近は直接人と接しなくても、SNSで繋がったりインターネット上で繋がることも簡単にできる世の中ですよね。誰でも気軽に簡単に、人とコミュニケーションをとることができるので、無理矢理誰かと一緒に行動しなくても孤独感を感じることが少なくなってきているのです。

おひとりさまで行動する人は、みんながみんな孤独感を感じているわけではなく、むしろおひとりさまを自らが好んでいる場合が多いのです。そして、おひとりさまを好む女性はとても自立した人が多いのも事実です。おひとりさまを好む女性は、普段から仕事で多くの人と接していたり、人の意見を汲んで尊重したり、気遣いができるタイプが心理的にも多いと言われています。普段よく人をみて気遣いをし交流しているからこそ、自分の自由な時間は誰にも邪魔をされずに好きなように行動したい、という自立心の表れでもあるのです。

このようにおひとりさまを好む人は、いつも一人でいるわけではなく、人との交流があるからこそ自分の時間は一人で楽に楽しみたい、といった背景があるのです。

価値観は人によって異なります。いっぱい友達がいて、いつも誰かといることが幸せだと感じる人もいれば、ひとりで好きなように行動することが幸せだと感じる人もいます。このような価値観を持つ背景に、その人の生まれ育った環境が心理的に影響している場合があります。例えば、大家族でワイワイと賑やかに育ったタイプと、核家族であまり情緒的交流がなかったタイプでは、価値観も違ってくるでしょう。ただどちらが正しい・悪いではなくて、その人が何を感じておひとりさまを選んでいるのかが大事ではないでしょうか。

おひとりさまを自らが好んで選んでいるのではなく、人とどう交流して良いのかわからず孤独感を感じてしまっている場合は、カウンセリングを受けてみるのも良いかもしれません。孤独感は心の負担にも繋がってしまいます。

心が疲弊してしまうと、うつ病になってしまうケースも見受けられます。孤独感が強く辛い思いを抱えている場合は、カウンセラーに話しを聴いてもらい心の負担を軽減することも大事だと言えるでしょう。誰かに自分の気持ちを打ち明けたり本音を言ったりすることで、気持ちが楽になることも多いにあります。