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心理カウンセラーの知識をスポーツに活かす具体例

更新日: 2018/03/14

スポーツに心理学は活かせるの?

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メンタルトレーニングという言葉をご存知でしょうか?近年では多くの有名アスリートやスポーツ選手が身体や技術を鍛えるだけではなく、メンタルトレーニングを取り入れて、本番の試合でも結果を出せるようなメンタルを作ることを重要視しているようです。

実際に平昌オリンピックにでていた有名な選手の中にも、メンタルトレーニングを取り入れて本番に望み、良い結果を出した選手もいるようです。

どれだけ身体を鍛えていて技術が素晴らしいものでも、プレッシャーに打ち勝つことのできない心を持っていると、本番で過度に緊張してしまいミスをしてしまう、といったようなことも起こりうるでしょう。このように、スポーツで実力を出し良い結果を得るためには、「心・技・体」のバランスが必要です。普段からメンタルを鍛えて強い自分を作ることができれば、本番でも良い結果に繋がることが多いのです。

日本には「スポーツメンタルトレーニング指導士」という資格があります。スポーツ選手の心理面をサポートする仕事です。これは日本スポーツ心理学会が認定している資格です。この資格を取得するには、大学院でスポーツ心理学などの関連領域を学び修士号を取得し、日本スポーツ心理学会の講習を受講するなど、資格認定に必要な条件を満たした上で、審査に合格する必要があります。
専門的にメンタル面でのスポーツトレーナーになるためには、「スポーツメンタルトレーニング指導士」のような専門的な知識や技術が不可欠ですが、簡単な心理学を使ってスポーツに活かすことは誰にでも可能です。ではスポーツにはどのような心理学の知識が効果的なのか考えてみたいと思います。

イメージの力を使ってプラス思考をつくることが必要

人間の思考はざっくりとプラス思考・ネガティブ思考に分けられます。例えば、試合前に足を捻挫してしまったとします。プラス思考の場合だと、「私はできる!やれる!」と考えることができるので、足を捻挫したことに意識を捉われることなく試合に力を注ぐことができます。逆にネガティブ思考の場合は、「どうしてこんなトラブルが起こるのか」「もう絶対に良い結果なんて出せるはずがない」「うまく力を発揮できなかったらどうしよう」と考えてしまいがちなので、試合で充分な実力を出せないまま終わってしまうのです。

プラス思考を作る代表的な心理テクニックの一つとして、イメージの力を使うことが効果的かもしれません。これはとても簡単で、日常で誰でもすぐに取り入れることが可能です。イメージトレーニングとも言いますが、自分が試合で最高の結果を出し輝いている、というシュチュエーションを普段からイメージし心に焼き付けるのです。

例えば、優勝を狙っているのなら、実際に優勝して表彰台にあがっている自分を想像するといいでしょう。ライバルに勝つことを目標としているのなら、ライバルに勝って歓喜している自分の姿を想像するとベストです。そのようなイメージを何度も何度も繰り返し想像します。そうやってイメージすることにより、モチベーションも高まっていきます。モチベーションが高まるとプラス思考になりやすいので、結果的に思う存分実力を発揮することができるのです。

アメリカの有名な著作家であるナポレオン・ヒルは「思考は現実化する」と唱えています。ナポレオン・ヒルは成功哲学の祖とも言われている人物です。実際に試合で優勝したときのイメージ(思考)をし、達成感や喜びといった感情を感じます。良い気分になる感情をリアルに感じるだけでも、心は高潮します。 このようなイメージを使って、モチベーションをアップさせプラス思考を身につけ、実際に優勝を手にいれることも不可能ではないのかもしれません。

実際にアメリカの大学では、イメージトレーニングにどれだけ効果があるのか実証実験をおこなっています。バスケットのフリースローを、三ヶ月間毎日20分練習をするチームと、三ヶ月間実際に練習はせずに毎日20分フリースローのイメージトレーニングをするチームにわけたところ、結果的にはどちらのチームもフリースローの成功率はほぼ同率になったのです。このように、イメージトレーニングはとても効果的だということがわかります。

またスポーツに限らず、仕事で何らかの目標達成をしたいとき・試験に合格したいときなども、このイメージトレーニングは充分に活用することができると言えるでしょう。日常生活でも取り入れていくことで、モチベーションアップやプラス思考にも繋がるので覚えておくと良いかもしれません。