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心理カウンセラーが考える「自分に自信を持つ方法」とは

更新日: 2018/10/30

「自信が持てない…」と悩んでいる人は多い

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「何事にも自信を持つことができず、自分はダメな人間だと感じる」
「人前で自信をもって発言することができず、いつもオドオドして人の顔色を伺ってしまう」


このように、自信が持てないことで悩み、苦しんでいる人は多いのではないでしょうか?ある統計によると、日本人の8割近くは「自分に自信がない」と感じているようで、カウンセリングの現場でも老若男女問わずに「自信がない」と訴えるクライアントさんは、とても多くいらっしゃいます。

自信が持てないことが原因で、対人関係でトラブルを起こしたり、チャンスを逃したり、人との距離感が離れすぎて孤独感に苛まれている人も少なくないと感じます。また、自信が持てない自分を強く責めることにより、うつ状態を引き起こすこともあるかもしれません。

日本人の文化の特徴として、『謙虚や謙遜が美徳』と考える人が昔から多いものですが、それも原因の一因になっていると考えられます。もし、「私は自分に自信があります!」と胸を張って堂々としている日本人がいたらどうでしょうか?「なんて傲慢で図々しい人だ」と感じてしまう可能性があると思いませんか?または「あんなに自信満々で恥ずかしいと思わないのか」と感じてしまうかもしれませんね。

実は、「自信が持てない」と言っていた方が、「人から嫌われないし攻撃されない」というメリットを心のどこかで感じているからこそ、多くの人は「自信をもつことは、あまり好ましくないこと」と無意識で思ってしまっている可能性も否めません。自分の個性よりも、「みんなと同じ」ことが素晴らしいと感じてしまっているので、嫌われることや嫉妬されることを極度に恐れて、無意識の内に自分に自信を持つことを諦めてしまっているのかもしれません。実際に、外国人に会うと「何て自信満々なんだ!」と感じたことはないでしょうか?同じ人間なのに、自信の有無が全く違うのは、やはり文化や教育の違いが影響していると言えるでしょう。

しかし、やはり自分に自信が持てないと、生きづらさを感じてしまうこともあるでしょう。全てに自信をもつことはなかなか難しいことかもしれませんが、少しでも自信をもって胸を張って生きるようになるにはどうしたら良いのか、考えてみたいと思います。

自信がもてない大きな原因について

文化や教育の影響により、自分に自信を持ちにくくなるメカニズムを説明しましたが、他にも「自分に自信が持てない‥」と悩み苦しんでいる人の共通点は多くあります。その共通点の中でも、とても大きな原因の一つとして、育ってきた環境が影響していると言えるでしょう。

例えば、親のコントロールが強く、親の言うことを聞かないと、ひどく怒られたり否定される環境下で育った場合はどうでしょうか?本当は自分の意思や主張があるのにも関わらず、それを抑圧せざる負えない状況が続くと、何でも親の言うことを聞く一見素直で良い子に育ちます。子どもの時は、親の言うことさえ聞いていれば何とか生きていけますが、大人になって社会人になると、自分の意見を主張をしなければならない場面も増えていきますよね。しかし、自分の意思や主張を表現した経験が乏しいものだとすれば、「自分は間違っているのではないか」「間違っていて怒られたらどうしよう」と感じ、自信をもつことが困難になってしまいます。

また、親からできていないことばかりを指摘されていたらどうでしょうか?「お姉ちゃんは勉強ができたのに、あなたは全然ダメね」など、他の兄弟や姉妹と比較され続けたり、できている事柄があったとしても、できていないことばかりを指摘され、注意されることが続くと、自然にできていない事柄に目を向ける癖が付いてしまいます。すると、大人になった時に、「あの人はこの仕事もあの仕事も完璧にできているのに、私はできていない」と人と比較して自分を蔑むパターンから抜け出すことができずに苦しんでしまう可能性が高くなります。 また、できている事柄やできる事柄には目もくれず、「あれもこれもできていない私はダメな人間だ」と強い劣等感を抱いてしまう可能性もあります。その結果、「何をやっても自信を持てない」と感じ、そんな自分を更に嫌ってしまったり、責めてしまう負のスパイラルに陥ってしまう人もいます。

しかし、このような親自身も、自分の親から同じように育てられ、自分に自信をもてずに苦しんでいる場合も多くあります。家族間で自信の無さが連鎖しパターン化されることも、しばしば見受けられます。このような家族間の連鎖から抜け出すには、「自分に自信が持てない」ことをそのまませず、専門家である心理カウンセラーに相談してみることをお勧めします。

自分に自信をもつために日常で取り組んだ方が良いこと

自分に自信を持つ方法は、インターネットで検索してみても、ありとあらゆる方法がでてきますよね。呼吸法、姿勢を保つ、ハキハキと話すように心掛ける等、様々な方法がありますが、今日は日常で取り組める簡単で効果のある3つの方法をご紹介したいと思います。

1つ目は『成功体験を積み上げる』ことです。
どうしても人は、成功したポジティブな体験よりも、失敗したネガティブな体験をずっと覚えているものです。特に自分に自信が持てない人は、過去のネガティブな体験に囚われており、「どうせまた失敗する」と思い込みがちです。しかし、よくよく考えてみると、自分なりにできたことや、成功したことはあるはずです。それらを一つ一つ積み上げて、成功体験として目に見えるようにノートに記していくことをお勧めします。どんな小さなことでも構いません。自分なりにできたことをノートに書き、よく見返すようにします。そうすると、「私でもできる」という小さな自信が心に芽生えていくことでしょう。

2つ目は『加点方式のルーティンを作る』ことです。
自信が持てないと悩む人のほとんどが、とても厳しい減点方式で自分を採点しています。できなかったことばかりに目を向けて、マイナス点をどんどん自分に与え、自己評価を下げてしまっているのです。自己評価が下がってしまうと、セルフイメージが悪いものになってしまい、最終的には「何をやってもダメな奴」と自信が持てなくなってしまいます。自信を持つためには、どんな小さなことでも、できたことにだけ目を向け、自分に加点を与えるルーティンを作りましょう。例えば、「今日は朝食を作ることができたから、プラス10点」「仕事を頑張って定時で終わらせたから、プラス10点」という具合に加点していきます。すると、セルフイメージが向上し、「私ならできるかもしれない」という自信につながる可能性が高くなります。

最後の3つ目は『自己暗示の力を使う』ことです。
オリンピックでメダルと獲得したり、スポーツで成果を上げているアスリートは、「自分ならできる」と想像し、言葉に出している人が多いようです。例えば、ビジネスで大きなプロジェクトを抱えていると想像して下さい。「どうせできっこない」「どうせ失敗してしまう」と想像していると、その自己暗示にかかってしまい、本当に失敗を引き寄せてしまう可能性があります。反対に「自分ならできる」と自分に言い聞かせ、成功している自分を想像しながらプロジェクトに取り組むとどうでしょうか?人は自分の自己暗示に最もかかりやすいと言われています。それぐらい自分に問いかける言葉や思想は、とても大きな力をもっていると言ってもか過言ではないでしょう。「どうせできない」ではなく、どんな言葉を自分にかけてあげるかを意識してみるだけでも、随分変わってくる可能性を秘めています。

どれもとても地道な方法ではありますが、習慣化ができると、少しずつ自信が付き始めることでしょう。もっと楽に生きるためにも、一度取り組んでみてはいかがでしょうか。