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人が浮気をしてしまう心理について

更新日: 2019/01/28

浮気や不倫で悩む人は多い

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近頃はメディアでも「W不倫」などといって騒がれるようになりましたが、いつの時代も浮気や不倫で頭を悩ませる人は多いものです。

夫に浮気をされる妻のことを「サレ妻」といったり、自身の体験談を書いたブログが話題になっていたりします。数年前には「昼顔」という、どこにでもいるような主婦が既婚男性と恋に落ちていくストーリーのドラマが話題沸騰となり、主婦層から多くの共感を呼びました。 それくらい浮気や不倫は、現実味を帯びていて、誰しもがいつ頭を悩ませることになってもおかしいことではないのかもしれませんね。

実際のカウンセリングの現場でも、浮気や不倫について悩んでいる人は多いと感じています。それは、浮気や不倫をされる側だけではなく、どうしても繰り返してしまうといった悩みや、自分の意志で浮気をやめることがとても困難だと感じているケースなど、三者三様です。

特に、夫婦のどちらかが不倫をしていて、大きな夫婦問題に発展することも珍しくはないでしょう。そこから、もう一度夫婦としてやり直していく選択もあれば、離婚して新しい道を進むケースもありますが、何が正解で何が間違いかはありません。正解が何なのか、すぐには答えが出せないからこそ、苦しみ、悩み、大きな壁にぶつかってしまって当然なのです。

今回は、倫理的に浮気や不倫をする方が絶対悪だと一方的に決めつけるのではなく、「なぜそのような状態に陥ってしまうのか」を考えてみたいと思います。

どうして人は浮気をするのか

人が浮気や不倫をするには、様々な理由があります。その理由は、本人が気づいていることもあれば、無意識で感じていることもあり、様々です。

しかし、『とても愛し合っていて、お互いを信頼し合っていて、お互いが最高のベストバートナーだと思っている』場合、浮気や不倫の問題が勃発するでしょうか?このケースの場合、ほとんど浮気や不倫の問題には至らないことが多いと思います。異性として、家族として、人として、ベストパートナーだと感じることができていれば、心は満たされている状態なので、まず浮気や不倫の問題には発展しないでしょう。

もちろん、夫婦になると様々なことが起こるので、付き合い始めの頃のように新鮮な気持ちでお互いを愛し合うことは難しいですよね。子どもが産まれて家族が増えたり、親族やご近所との付き合いもあったり、家族の形態も時と伴に変化していくので、いつまでも恋人のような気持ちで相手に接することは難しいかもしれません。

しかし、人が何故浮気や不倫をするか考えてみると、やはり、「夫婦関係で満たされない気持ちを他で満たそうとする」心理が働いているように感じます。ドラマの昼顔を例に上げて考えてみたいのですが、主人公の女性は結婚した夫と長らくセックスレスだ、というストーリーから始まります。そして普段の生活では夫から「ママ」と呼ばれ、愛し合うパートナーというよりは、『家族』になってしまっていました。そのような、言葉では上手く表せないような満たされない気持ちが、他の男性に惹かれてしまった原因かもしれませんね。 このような満たされない気持ちがあることを「不足原理」と呼ぶ場合もありますが、満たされないと感じている気持ちを見てみぬ振りをしてやり過ごしていると、どこかで爆発してしまうこともあるのかもしれません。

また、夫婦間でのセックスレスが原因で、浮気や不倫に走ってしまう人は多いように感じます。「女性として見られたい」「男性として必要とされたい」。だけど、パートナーが性生活を拒否する。そのことに悩み、苦しみ、その結果、他の異性に気持ちが移ってしまうこともあるでしょう。他にも、妻がとても感情的でヒステリックな場合、家庭に安心や安全を感じられず、夫が他の女性に癒しを求めてしまうことも、よくある話しです。 不足原理が働くと、「自分は浮気や不倫なんかとは縁遠い」と思っていたとしても、いつ何が起こるかわからないのが実情です。

また、浮気や不倫の不足原理は、夫婦の間で満たされない気持ちを埋めるために働くだけではなく、幼少期や思春期の頃の経験が関係している場合もあります。「悪いとわかっていても、どうしても浮気ばかりを繰り返してしまう」「自分の意思とは関係なく、色んな人に性的な関係性を求めてしまう」など、罪悪感を感じつつもどうしてもやめられない場合は、カウンセリングで自分の心を整理してくのもベターな選択と言えるでしょう。

満たされない気持ちはそのままにしておかないこと

パートナーの浮気や不倫で頭を悩ませないためにも、自分自身が浮気をして罪悪感を感じながら苦しい思いをしないためにも、「満たされない気持ちをそのままにしておかないこと」が大切です。そのためには、普段からよくコミュニケーションをとることが大切です。

夫婦になって長い時間が経つにつれ、多くの人は、「相手はこう考えているだろう」「わざわざ言わなくてもわかるだろう」と思うようになっていきます。しかし、よく考えて欲しいのですが、人は常に変化していきますよね。1年前、3年前、5年前の自分を振り返ってみてください。きっと、今とはちょっと考え方などが違う自分ではないでしょうか?微々たる変化かもしれませんが、少しずつ成長して、物事に対する考え方や感じ方が違っていると思います。 それと同じで、パートナーの考えていることや感じ方も、徐々に変化していきます。

特に取り巻く環境に変化があったり、付き合う人間関係が変わったりすると、どんどん変化していきます。だからこそ、実際に言葉に出してコミュニケーションしてみないと解らないことって沢山あるのではないでしょうか。 「相手はこう考えているだろう」という推測は、もちろん正解の場合もあるかもしれません。しかし、半分は自分の思い込みが入っているといっても過言ではありません。「わざわざ言わなくてもわかるだろう」という自信も、思い込みの場合が多いかもしれません。コミュニケーションが少なく、推測ばかりしている夫婦が、やがて熟年離婚に至ってしまったというケースも珍しくはないでしょう。

お互いがお互いを大切に思う気持ちを保ち続けたいのであれば、コミュニケーションをとる時間を意識的に作ることが大切です。子どもがいるとなかなかそんな時間がとれない‥、お互いの仕事が忙しくて時間がない‥、喧嘩になりそうだし面倒だ‥、など、何かと理由を付けてコミュニケーションをとる時間を作らない選択もできますが、お互いが平和に、愛し合う夫婦でいたいのであれば、少し考えてみてはいかがでしょうか。コミュニケーションを意識的にとって、自分の素直な気持ちを相手に伝え、自由に言い合えるような関係性になると、絆はとても深く濃いものになっていくかもしれません。