ゼロからスタート!心理カウンセラーを目指す方へ ゼロからスタート!心理カウンセラーを目指す方へ

心理カウンセラーが考える感情をコントロールする方法とは

更新日: 2020/04/03

感情に振り回されるとどうなるか

感情にはポジティブなものとネガティブなものがありますよね。例えば「楽しい」「嬉しい」「喜び」など、心がウキウキして弾むような温かくなるような感情もあれば、「苦しい」「悲しい」「嫉妬する」など、心が沈んでしまいそうになる暗い感情もあります。ポジティブな感情を感じているときは幸せを感じやすいので問題はありませんが、ネガティブな感情ばかりを感じ続けると、精神的に参ってしまい、引きこもりがちになって人との接点を遮断しようとしたり、鬱状態になってしまうことも少なくはありません。私たちは元来、感情に左右されやすい生き物ですが、あまりに感情に振り回されてしまうと、とても短絡的になってしまったり破壊的になってしまう可能性がでてきます。
特に男性よりも女性の方が、感情に振り回されやすい傾向にあります。女性は生理周期により、ホルモンのバランスが変化します。それによって、どうしても感情のコントロールが効きにくい時期が出てくるのが普通です。そのような時は無理をせず休んだり、休憩したりして過ごすことが良いでしょう。
また、子どもは感情の塊のようなところがあり、コロコロと感情が変化しますよね。さっきまで大泣きしていたと思ったら、直ぐにケラケラ笑い出したりします。感情にとても忠実に生きているのです。しかし大人は、そうにもいきません。会社で嫌なことがある度に、人前で泣いたりできませんよね。理不尽なことがある度に怒り狂っていると、自分が一番疲れてしまいます。感情をダイレクトに表現しすぎると、対人関係でも溝ができてしまう可能性もあります。やはり自分自身のためにも感情のコントロールをすることは、大人として社会で生きていく上で大切なことだと言えるでしょう。
では、上手に感情をコントロールするためにはどうしたら良いのか考えてみようと思います。

感情と上手く付き合っていくために

自分の感情を上手にコントロールするためには、感情やストレスを心に閉まっておくのではなく、外へ解放してあげることが大切かもしれません。
例えば会社で、自分の上司に理不尽なことで怒られたとしましょう。周りの人に見られて羞恥心がでてきたり、悔しい気持ちになったり、理解されなかった悲しみ、怒りなどの感情が湧き上がってきたとします。ここで多くの大人は間違った感情の処理の仕方をしがちですが、まるで「何もなかった」かのように振舞ったり、苦しい感情に蓋をして何も感じていないふりをします。 この場合第三者からみると、顔は笑っているのに目が笑っておらず、気持ちが悪い違和感を感じたりします。どう見ても怒っている顔をしているのに、固まった笑顔で「全然怒ってないですよ」と言われたら、どう感じますか?きっと「怖さ」を感じて、あまり近づきたくないと思うようになるでしょう。
何もなかったかのように蓋をしても、その感情はなくなってはいないので、心の中にストレスとして蓄積されていきます。そのストレスがいっぱいになった時、心身のバランスを崩してしまったり、自己破壊的な行動をとるようになったり、感情の暴走を止められないような状態になり大きな代償を払うことになるのです。
苦しい感情は蓋をせず、なるべく外に出してあげることがベストです。例えば、親しい人や友達に愚痴を言うだけでも構いません。カラオケに行って大声で叫ぶのも良いでしょう。または信頼できるカウンセラーをみつけて、定期的に話しを聞いてもらう機会を作ることも大切なことです。心が自立している人ほど弱音や愚痴を吐くことを躊躇いがちですが、感情を上手にコントロールして生きるためには、とても大切なことです。 感情は外へちゃんと解放してあげると、心の中がスッキリし、感情に振り回されなくなります。
また、感情をコントロールするためには、何か1つでもルーティーンを決めてみても良いかもしれません。怒りのような激しい感情が瞬時に湧き上がってきたとき、感情に振り回されて暴走してしまうと、取り返しがつかないことになる可能性もあります。後で「何であんなことを言ってしまったのだろう」「あんな行動するんじゃなかった」と悔やんでも悔やみきれない歯がゆい状況に陥ってしまうこともあるでしょう。そうならないためにも、激しい感情に襲われたときは「とりあえず深呼吸をする」「その場をすぐに離れる」「飴を食べるようにする」など、敢えてワンクッション違う行動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
すると、強い感情に引っ張られることなく、少しは冷静さを取り戻すことも可能になります。それをルーティーンにして何度も何度も繰り返すことによって自然とできるようになり、強い感情が衝動的に襲ってきても強い不快感を感じずに済むかもしれません。
特に深呼吸は、とても深いリラックス効果があるとも言われています。鼻から空気を吸って、ゆっくりと口から空気を吐き出します。イライラしたり、不快感を感じているときは、自然と呼吸も浅いものになっています。交感神経が優位になり、緊張している状態です。そこで敢えて深呼吸をすることによって副交感神経が優位に変化することにより、自立神経の乱れが整い、気分が平穏なものに変化するのです。
深呼吸は場所を選ばす、どこでもできることも利点の1つです。オフィス、電車の中、人混みの中など、ストレスを感じやすい場所で簡単に取り入れることが可能です。是非あなたの日々の生活のルーティーンとして取り入れてみることをお勧めします。
感情を上手にコントロールすることができると、ストレスフルにならずに済み、心身ともに健康で健全な毎日を送ることができるようになるでしょう。