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仲間外れにされるのが怖い?その気持ちの対処法とは?

更新日: 2020/04/03

仲間外れを極端に怖がる大人たち

幼い頃、または思春期の頃に、あなたは仲間外れをされた経験はあるでしょうか?または友達を仲間はずれにしたことはありますか?きっと多くの人が「経験がある」と答えるのではないでしょうか。仲間外れにしたり、されたり、そのような辛い経験や苦い経験を通して皆大人になっていくものですが、仲間外れにされることを極端に怖がる大人たちも意外と多いものです。
実際のカウンセリングの現場でも、「子どもの幼稚園の送り向かえの時に、ママ友の輪に上手く入っていくことができず、仲間外れになってしまうことが怖くてたまらない」「職場で一緒にランチに行く人が見つからなかったとき、仲間外れにされたような、みじめな気持ちを味わうのが辛すぎる」「自分だけLINEのグループに入れてもらえずに仲間外れにされているのでは‥と勘ぐってしまう」など、『仲間外れにされてしまう恐怖心』を訴える人も少なくはありません。仲間外れにされた時に感じるみじめな気持ちと、周りの人達に笑い者にされているんじゃないかという恐怖感など、ネガティブで辛い感情を強く感じやすいのです。
特に最近の傾向だと、ママ友間での仲間外れの話しをとてもよく聴くようになりました。ママ友間で仲間外れにされてしまうと、連動して自分の子どもも仲間外れにされるのではないかという恐怖感はとてつもなく大きいようで、無理をして周りのママ友に合わせて言われた通りにしている人も少なくはないのです。例えば、二千円もするランチ会に月に何度も誘われて、家計的にピンチだとわかっていても、日々の食費を削ってまで絶対に参加する‥。何か用事があったとしてもキャンセルしてランチ会に行く‥など、仲間外れにされないために必死になっている人がいるのも現状です。
仲間外れにされるぐらいなら、多少の犠牲は厭わず無理して頑張ってしまうので、やはりどこかで綻びが出てきてしまいます。イライラしやすくなったり、家族や親しい人に当たってしまったり、子どもを可愛いと思えなくなったり、無気力を感じやすくなったり、不安感がいつも付き纏ってしまったり、人生が不安定なものになってしまいます。
では、仲間外れにされるのが怖い場合の、その気持ちの対処法や乗り越え方を考えてみたいと思います。

仲間外れにされるのが怖い場合の対処法・乗り越え方について

平穏で平和な日々を過ごし人生を安定させるためにも、仲間外れにされる恐れを手放す必要がありますよね。
しかし日本人は「みんなと同じが素晴らしい」という概念を持っている人が多いのも事実です。個性が強かったり、独自の考え方をもっている人は敬遠されやすい風潮です。はみ出し者や出る杭はどうしても打たれやすいのです。「みんなと違う」ことに強い羞恥心を感じる人も多いことと思います。
仲間外れとは、「みんなと一緒ではない」「みんなと違う」ことになってしまうので、大きな恐怖心に苛まれてしまいがちです。
ただ、「みんなと一緒ではない」ことにこだわっている内は、自分が一体何をしたいのか・何のために生きたいのか・何が好きで何が嫌いなのか、自分について理解するチャンスを逃し続けてしまうことになります。みんなという「その他大勢」に基準や標準を合わせてしまっているので、どこかで無理が生じてしまい、生きること自体が苦しくなってしまうこともあることでしょう。
自殺を考えたり、引きこもりになって家から出れなくなってしまうケースでも、基準や標準が「その他大勢」になっていることは大変多いものです。
ここで考えてほしいのが、『自分軸』についてです。「その他大勢」という見えない他人を軸にしている限りは、人生は苦しいものになりがちです。本当に大切なものを見失ってしまっている状態に等しいと言えます。
そんなとき、「私は」本当はどうしたいのか、いつも「私」を主語にして考えてみましょう。「みんなはどう考えるかな‥」「みんなはどう思うかな‥」ではなく、「私はこう思う」「私はこう考える」と、主語を自分にして考える癖をつけていくと、自分の本音を無視できなくなっていき、他人中心だった人生が自分のものへと変わっていく可能性があります。
「みんなは‥」と考える前に、「私はどうしたいのか」「私はどう在りたいのか」いつも質問する癖を付けていくとベストです。
また、「自己肯定感」について、よくよく学んでみることもお勧めします。他人が中心になってしまい、仲間外れを極端に怖がってしまう場合、あなたの自己肯定感が低いことが原因となっていることがあります。自己肯定感とは、ありのままの自分を自分で認め、肯定する感覚や感情のことを指していますが、自己肯定感が低い人は自分に対して否定的でネガティブな感情を抱いています。 もし、ありのままの自分を認め肯定することができれば、万が一仲間外れにされることがあったとしても、そこまで重要なこととは感じないで済むでしょう。結局は仲間外れにする方も、自己肯定感が低いがために、他人を敢えて傷つけるようなことをして自分の存在意義を見出す方法を取っているのですが、それと同じ土俵に立ってどうにかしようとは思わなくなると思います。類は友を呼ぶという言葉がありますが、やはりどこか似ていたり、同じような性質を持った人同士が集まることが多いものです。自分の自己肯定感を上げることができれば、そのような人たちとの付き合いが自然となくなり、もっと自然体で気持ち的にも気楽に付き合いができる人たちとの交流が増えていく可能性は大いにあるのです。
「自分らしさ」を決して隠さず、自分の気持ちを尊重して生きることができると、人生はより充実したものへと変化していくと思います。仲間外れを怖がり続ける人生を送ってしまうと、とても苦しいものです。大切なものは一体何かを見失わないためにも、信頼できるカウンセラーを見つけ、カウンセリングで自分の気持ちを整理することも最善と手段と言えるでしょう。