産業カウンセラーとは

産業カウンセラーとは?産業カウンセラー
産業カウンセラー
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城川 光子

1985年、東京生まれ。私立渋谷幕張高等学校、上智大学文学部、関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻。
公認心理師・臨床心理士・産業カウンセラー試験合格。心療内科クリニックでのカウンセリング、小学校スクールカウンセラーなどを経験。「全ての気持ちがあなたの大事な一部」をモットーに、本人の気持ちに寄り添ったカウンセリングを心がける。二児の母。

※城川光子の監修ページには、監修者情報を表示しています。
※スクールや講座については、スクールに直接お問い合わせください。

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『働く人の支援を行う専門家』を証明できる民間資格です。

産業カウンセラーとは『働く人の支援を行う専門家』であることを証明できる民間資格です。働く人個人が心身ともに健康で、それぞれの個性と役割が十分に発揮されるよう支援していきます。正式には、産業カウンセラーは職業名ではなく資格名ということになります。
尚、産業カウンセラーは2001年まで公的資格でしたが、現在は『一般社団法人日本産業カウンセラー協会』が運営する民間資格となっています。産業カウンセラーの上位資格として『シニア産業カウンセラー』があります。
ここでは、産業カウンセラーの資格取得するまでの流れや仕事内容・活躍の場などを紹介していきます。

産業カウンセラー資格を取得するには?

産業カウンセラー試験の受験資格をクリアし、合格することが前提!

産業カウンセラー資格の取得をするためには、産業カウンセラー試験の受験資格をクリアし、合格することが前提となります。

1. 受験資格を得る(産業カウンセラー養成講座の受講など)

2. 試験に合格する

3. 資格登録をする

尚、受験資格については2017年以降の試験から変更されています。

産業カウンセラー試験の受験資格について

産業カウンセラー試験の受験資格は、2018年度(2019年1月)より以下となっています。

・成人(試験日に満20歳)であり、産業カウンセラー養成講座を修了している方
・大学院で所定の専攻(過程)を修了且つ所定の単位を取得している方
以下A~G群までの科目において、20単位以上(1科目を2単位以内として10科目以上)の取得が必要です。ただし、D群からG群の科目による取得単位は6単位以内。

◎科目郡について
A群:
産業カウンセリング、カウンセリング、臨床心理学、心理療法各論(精神分析・行動療法など)などの科目群
B群:
カウンセリング演習 カウンセリング実習などの科目群
C群:
人格心理学、心理アセスメント法などの科目群
D群:
キャリア・カウンセリング、キャリア概論などの科目群
E群:
産業心理学、産業・組織心理学、グループダイナミックス、人間関係論などの科目群
F群:
労働法令の科目群
G群:
精神医学、精神保健、精神衛生、心身医学、ストレス学、職場のメンタルヘルスなどの科目群

産業カウンセラーの資格試験概要・日程は?

次回試験は学科・実技とも2021年1月に実施予定!

産業カウンセラー試験は【学科・実技】で分かれていて、各試験とも毎年1月下旬頃に実施されています。2020年からは6・7月の試験日程も追加されて年2回試験が行われる予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で6・7月試験が中止となりました。次回の試験は2021年1月に予定されており、試験概要は2020年9月下旬頃に案内される見込みです。
【2020年度】産業カウンセラー 資格試験概要
学科試験:
2021年1月24日(日)
実技試験:
2021年1月30日(土)・31日(日)
※2020年1月実施の試験結果
学科試験 合格率:69.4%
実技試験 合格率:66.5%
尚、e-Learning制コースの面接体験学習(カウンセリング)で一定の成績に達した場合、実技試験免除を受けられる制度もあります。

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産業カウンセラー養成講座のカリキュラム内容は?

産業カウンセラー養成講座とは

産業カウンセラー養成講座は、現在(2019年度から)e-Learning制の講座となっています。

項目内容
受講資格産業カウンセラーを目指す満20歳以上の方
受講期間6ヶ月コース(上期):
2019年5月1日~10月31日
6ヶ月コース(下期):
2019 年11月1日~4月30日
10ヶ月コース:
2020年1月10日~10月31日
※いずれのコースも講座内容は同じです。
講座申し込み期間6ヶ月コース(上期):
2019年2月4日(月)~
6ヶ月コース(下期):
2019年8月予定
10ヶ月コース:
2019年10月予定
講座内容①面接の体験学習 15~16日間(104時間)通学
②ライブ理論講義 2日間(12時間)通学
③Web配信講義視聴 32時間相当 e-Learning
④理解度確認テスト 13時間相当 e-Learning
⑤面接の体験学習に関する在宅課題6課題 28時間相当 ホームワーク
理論科目:
1 カウンセリングとは何か(ライブ理論講義)
2 傾聴の意義と技法(ライブ理論講義)
3 カウンセリングのプロセスとトレーニング(ライブ理論講義)
4 産業カウンセラーと産業カウンセリングの歩み(ライブ理論講義)
5 カウンセリング理論の源流とその発展
6 カウンセリングのさまざまな理論と方法
7 こころとからだのメカニズム
8 パーソナリティ心理学と心理アセスメント
9 精神医学の基本
10 産業組織の心理学
11 コミュニケーションの基本(ライブ理論講義)
12 職場におけるメンタルヘルス対策への支援(ライブ理論講義)
13 産業社会の動向と働く意識の変化
14 人事労務管理の基礎知識と人材マネジメントの現状
15 労働法規の基本
16 社会福祉関連法
17 職場における人間関係開発・職場環境改善への支援
18 キャリア形成への支援
19 コンプライアンスと倫理
申し込み方法ウェブ、又は郵送
講座受講料291.600円(教材費・税込)
【受講料割引】
2019 年度産業カウンセラー養成講座(上期6か月コース)
説明会参加割引:
270,000円
日本産業カウンセラー協会 (賛助)会員割引:
262,440円
受講会場(予定)北海道エリア:
札幌
東北エリア:
青森、秋田、盛岡、仙台、山形、郡山
上信越・北陸エリア:
長野、新潟、山梨、北陸
関東エリア:
高崎、宇都宮、水戸
浦和、柏、市川駅前、千葉
神田、池袋、代々木、立川、品川、国分寺
横浜、厚木
東海エリア:
静岡、名古屋、三重
近畿エリア:
大阪、京都
中国・四国エリア:
岡山、広島
愛媛、香川、高知、徳島
九州・沖縄エリア:
福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、宮崎、鹿児島
浦添
※注)6か月コース(下期)および10か月コースでは、開催しない地域もあります。
講座修了の条件・面接の体験学習およびライブ理論講義の計116時間中101時間以上出席すること
・理解度確認テスト各科目において6割以上正答すること
※6割未満の場合は再実施
・実習に関する在宅課題(6課題)を提出し、うち4課題については4段階(ABCD)評価においてA、又はB評価を受けること
※2課題は評価対象外
【補講】
面接の体験学習およびライブ理論講義にやむを得ず15時間以上欠席した場合は、4日(1日6時間)を限度に補講を受けることが可能です。
(補講料:10,800円(税込)/日)
※消費税率改定により、金額変更される場合あり。

6か月コースは、教育訓練給付制度一般教育訓練指定講座となっています。給付対象で希望される方は『一般社団法人日本産業カウンセラー協会』にて詳細を確認してみてください。

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試験合格だけでは資格取得とは言えない!?

資格登録が必要です!

新しく産業カウンセラーの資格を取得した方は、日本産業カウンセラー協会の会員になることで『「資格登録会員』として活動が可能になります。
登録有効期間は原則5年間
◎入会にあたってかかる費用(個人会員)
登録料:7,000円
年会費:10,000円
資格登録更新手数料:3,000円 / 回
尚、上記は4月からの会員入会(4月1日~翌年3月31日)の場合となります。10月からの会員入会(10月1日~翌年3月31日)の場合は、会費5,000円となります。
詳細は『一般社団法人日本産業カウンセラー協会』へお問い合わせください。

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産業カウンセラー資格でできる仕事・活躍の場は?

会社従業員への個別カウンセリング、メンタルヘルス研修・相談など

産業カウンセラーの主な仕事内容は、カウンセリング手法を用いて働く人たちが抱える問題を自らの力で解決できるように支援することです。『メンタルヘルス対策への支援』『キャリア開発への支援』『職場における人間関係開発・職場環境改善への支援』という活動領域で、働く人たちの良き理解者・支援者として活躍しています。
個別のカウンセリングを行い、従業員のメンタル不調の早期発見や、自己理解を深める支援をします。また、メンタルヘルスやハラスメント等の研修を実施し、職場環境全体の改善を目指します。さらに2015年12月から従業員50名以上の事業所はストレスチェックが義務づけられており、その結果を元に組織に助言することも求められる場合があります。
管理職や組織内の関係部署や産業保健スタッフ、外部の専門機関などと良好な関係を築き、事例や課題に応じてそれらの専門家を結びつけるコーディネーターの役割も果たします。その組織風土を理解し、各部署の担当者の考え方やパーソナリティについて情報収集し、それらを踏まえて働きかける必要があります。

【仕事内容例】
・会社従業員への個別カウンセリング
・管理・監督者へのメンタルヘルス研修・コンサルテーション
・ストレスチェックを基に組織に助言・提言
・ハラスメント相談窓口 など

人事労務担当者、産業保健スタッフ、管理職、人材派遣コーディネーター等の方も仕事に活用できそうですね。また、医療・介護や教育、地域社会、家庭などの場面でも幅広く活かすことができるはずです。産業や労働の現状に通じたプロフェッショナルな支援者として、国や自治体、企業などからも期待されている資格となっています。

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産業カウンセラーの資格取得を目指すなら

産業カウンセラー養成講座を受講しましょう!

これから産業カウンセラー資格取得を目指す場合、産業カウンセラー養成講座受講ルートの方が大半ではないでしょうか。講座開講場所や開講スケジュールを確認して、受講するようにしましょう。尚、申込期間も決められていますので、注意してください。講座は傾聴のトレーニングに重きを置いており、カウンセラー役・クライエント役・オブザーバー役の三役を何度も経験し、ベテラン講師に優しくも実践的なアドバイスをもらい、傾聴スキルを体験的に習得することができます。
産業カウンセラー資格の他にも、類似資格として『キャリアコンサルタント(国家資格)』などもあります。興味・関心のある方は、資格取得にチャレンジしてみてください。

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