認定心理士とは

認定心理士とは認定心理士
認定心理士
このページの監修者
城川 光子

1985年東京生まれ。私立渋谷幕張高等学校、上智大学文学部、関西大学大学院心理学研究科心理臨床学専攻。
公認心理師・臨床心理士・産業カウンセラー試験合格。心療内科クリニックでのカウンセリング、小学校スクールカウンセラーなどの職務経験。

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認定心理士とは

大学で心理学の単位を修得することで取得できる民間資格!

認定心理士とは『大学で心理学に関する標準的な基礎知識・技術を修得していること』を証明する、公益社団法人日本心理学会(以下、「日本心理学会」という)認定の民間資格です。

認定心理士は日本心理学会指定の様式で申請を行うことで、審査のうえ合否が決定されます。資格試験などはなく、4年制大学で一定数の心理学の単位を修得すれば資格取得が可能です

心理系資格として知名度の高い臨床心理士のように大学院卒業を必須とするものではありません。また、職業名として扱われるものではなく、あくまでも心理学の基礎資格として位置づけられています。

職業に直結することは少ないようですが、人と関わる仕事やボランティア活動などで心理学の知識を活かしたい方、将来的に心理職に就きたいという方は認定心理士の資格取得を目指すのも良いでしょう。

以下で、認定心理士の資格取得までの流れや資格認定条件、申請方法などを紹介していきます。

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認定心理士資格取得までのステップは?

4年制大学で必要単位を修得後、認定の申請手続きを行う!

認定心理士の資格取得するまでのステップは以下の通りです。

1. 4年制大学で認定に必要な単位を修得する

2. 日本心理学会に資格申請をする
↓(約2~3か月)
3. 日本心理学会の審査が通ったら認定料を振り込む
↓(約2週間)
4. 認定証・IDカードが送付される

5. 資格取得完了

※認定心理士は、一度資格を取得すれば更新の必要はありません。

資格申請方法は3パターン!

認定心理士の資格申請方法には以下の3パターンがあります。

まずは、ご自身がどの種類の申請に当てはまるかを確認しましょう

■ 1. 認定申請(大学卒業後の申請)
4年制大学卒業後、在学期間中に修得した単位を所定の様式にて申請します。大学卒業後に他大学で履修した単位をあわせて申請することも可能です。また、卒業の時期に関係なく申請可能(卒業後数年が経過していても可)です

▽認定申請の流れ
申請書類(審査料11,000円を含む)を提出

審査に合格すると事務局から「認定の通知」「郵便振替用紙」が届く

認定料(30,000円)を郵便振替で送金

「認定心理士認定証」とカード形式の「認定心理士証(IDカード)」が届く

認定心理士の認定申請は、大学卒業後に資格取得希望者が申し込むことを原則としています。大半の方がこちらの方法で申請することになるでしょう

2. 仮認定申請(大学卒業前の申請)
大学卒業前に「仮認定」を受けて条件付きの「仮認定証」が発行される、『仮認定制度』というものがあります。大学在学中に、修得済みの単位を申請することができますが、併せて成績証明書と卒業見込証明書の提出が必要です。

▽仮認定申請の流れ
申請書類(審査料11,000円を含む)を提出

審査に合格すると事務局から「仮認定の通知」「郵便振替用紙」が届く

仮認定料(30,000円)を郵便振替で送金

有効期限付きの「認定心理士 仮認定証」が届く

「仮認定証」の有効期間は卒業見込証明書に記載された卒業見込年月の末日までです。

正規の認定を受けるには「卒業証明書」が必要です。仮認定を受けて見込みどおり卒業した場合は、卒業した時点で卒業証明書を事務局に送付し、「仮認定料」を「認定料」に振り替える手続きをします。手続きにしたがって正規の認定が行われ、「認定心理士認定証」と「認定心理士IDカード」が送付されます。

3. 日本心理学会会員の優遇措置
申請時までに日本心理学会に5年以上正会員として在籍している、心理学関連科目を担当する大学など(4年制大学、短期大学、高等専門学校、専門学校)の教員の方を対象とした措置です。該当する方は所定の手続きによって資格審査・資格認定を受けることができます。詳しくは日本心理学会事務局にお問合せください。

公益社団法人 日本心理学会
〒113-0033 東京都文京区本郷5-23-13 田村ビル内

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認定心理士の資格認定条件は?

資格認定に必要な3つの条件

資格認定にあたっては、まず以下の3つの条件を満たしていることが必要となります。

[1]16歳以降、通算2年以上日本に滞在した経験を有する者
[2]4年制大学を卒業し学士の学位を取得、もしくは大学院修士課程を修了し修士の学位を取得した者
[3] 認定心理士認定資格細則が指定する心理学関係の所定の単位を修得

認定に必要な単位数について

認定に必要な単位数は『基礎科目』『選択科目』という2つの科目で分類されています。さらにそれぞれの科目で領域が分かれており、それぞれ認定に必要な単位数が決められています。

●基礎科目
a.心理学概論【4単位以上】
b.心理学研究法 + c.心理学実験実習【合計で8単位以上】
※c(心理学実験実習)については、最低4単位以上が必要。

●選択科目(5領域)
d.知覚心理学・学習心理学
e.生理心理学・比較心理学
f.教育心理学・発達心理学
g.臨床心理学・人格心理学
h.社会心理学・産業心理学
※以上5領域のうち3領域以上で、それぞれが少なくとも4単位以上、合計16単位以上が必要。

●その他
i.心理学関連科目、卒業論文・卒業研究
※必ずしも単位が必要ではありません。(卒業論文・卒業研究は最大4単位まで申請可能)

各領域に含まれる科目など、詳細については日本心理学会のホームページにてご確認ください。

【注意事項】
認定心理士の単位申請に該当する科目・該当しない科目があります。これから履修する科目については事前に確認しておくとよいでしょう。

資格の申請ができそうな方は確認を!

認定心理士は試験がなく、申請するだけで自分が身につけた知識と能力を証明する資格が取得できます。大学で心理学を学んだ経験のある方、在学中で現在心理学を学んでいる方は、修得(予定)単位が認定心理士の資格条件に該当するか否か、確認してみると良いでしょう。

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認定心理士資格申請方法は?

郵送もしくはweb上で申請が可能!

これまで認定心理士資格の申請方法は郵送でしたが、現在ではWeb上での資格申請も受け付けています。ただし、一部書類(証明書等)は郵送が必要です。電子申請は日本心理学会ホームページの認定心理士申請システムからおこないます。

郵送の場合は、申請書類一式と資格申請の手引きを入手する必要があります。入手方法は下記の2つです。書類入手後、資格申請の手引きにしたがって申請してください。

申請書類一式・資格申請の手引きの入手方法
①日本心理学会のホームページからダウンロード
②日本心理学会認定委員会に郵便振替で1,650円を送金し、 通信欄にどの種類の手引きを希望するか(A.大学卒業者 ・B.卒業見込み ・C.会員優遇措置)を記載

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認定心理士資格取得メリットは?

心理学の基礎知識・スキルを習得したことの証明に!

大学で心理学を学んでも、教養学部や文学部、人間科学部など心理学という名称が使われない学部・学科を卒業している場合は、第三者から見て大学で何を学んだのかがわかりづらい場合があります。認定心理士の資格を持っていれば、心理学の標準的な学力を有していることの証明になります。

仕事の幅が広がる例も

人と関わる仕事やボランティア活動などで心理学の基礎知識や技能を活かしたい人にもおすすめです。

認定心理士の資格を有することで、仕事の種類や幅が広がるかもしれません。 例えば、看護師として働きながら、認定心理士があることで小児科や緩和ケア病棟で患者さんや親御さんへのカウンセリングを行ったケース、病棟のスタッフへのカウンセリングを行ったケース、特別支援学校への研修を行ったケースなどがあるようです。他にも幼稚園教諭や保育士から自治体の子ども・家庭相談員、障害者相談支援に転職したケースもあるようです。

元の資格に認定心理士が加わることで、それまでにない新たな道が開けることがあるようですね。

一般企業への就職時にも、資格を活かすことができる!

一般企業でも、営業などコミュニケーション能力が求められる部門への就職活動の際、履歴書の資格欄に「認定心理士」と記載すれば心理学の知識と能力があるということが伝わり、人事へのアピールになるでしょう。

このように、医療・福祉・産業領域、そしてそれだけにとどまらず、人と関わる仕事全般に認定心理士が活きてくるのではないでしょうか。

認定心理士は1990年から資格認定が始まりました。ここ15年ほどは毎年3,000~3,800名ほどの資格取得者がおり、累計取得者は59,897名になります。

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認定心理士の活躍の場・仕事内容は?

障害者支援施設や児童養護施設、母子生活支援施設など!

認定心理士の資格が直接的に就職に結びつくことはあまりないと言われていますが、数は少ないものの、福祉施設やNPOを中心に求人は出ているようです。活躍の場をいくつかご紹介します。

認定心理士の活躍の場

・障害福祉サービス事業所での相談業務、就労・生活支援
・児童発達支援事業や放課後等デイサービスでの療育
・児童養護施設での相談業務
・母子生活支援施設での相談や検査
・心理系の教育企業の非常勤講師 など

ただし、「心理学の基礎資格」ということもあり、認定心理士だけで心理職に就くのは難しいというのが正直なところです

活躍の場を広げていきたい方は認定心理士をゴールとせず、将来への足がかりとして考え、公認心理師や臨床心理士、産業カウンセラー、精神保健福祉士などの取得を目指すのもいいかもしれません。

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認定心理士以外の心理カウンセラー関連資格について

国家資格から初歩的な資格までさまざま!

心理カウンセラー関連の資格としては、国家資格である公認心理師、求人件数も多く知名度の高い臨床心理士をはじめとした専門的な資格から、通信講座などで心理学・カウンセリングの知識を学んで取得できるメンタルケアカウンセラー®メンタル心理カウンセラーといった資格まで、さまざまなものがあります。

本格的に学んで専門的な資格を目指すのか、まずは取得しやすい入門的な資格からチャレンジするのか、資格取得にかけられる時間や目的などと照らし合わせてじっくり検討すると良いでしょう。

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