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心理カウンセラーとは?

更新日:2018/11/22

メンタルケアの専門家です。
心理カウンセラーって?

心理カウンセラーとは、相談者の「悩み」に対して「カウンセリング」や「心理療法」などのアプローチを用いながら改善に導くメンタルケアの専門家です。医師による「治療」と明確に区別されており、話を聞くこと(傾聴)により相談者自身の力で解決の方向性を見出してもらうことが主な目的とされています。

このページでは、心理カウンセラーの役割・活躍の場、心理カウンセラーを目指すために何が必要なのかを紹介したいと思います。これから心理カウンセラーを目指そうとお考えの方は、是非参考にしてみてください。

心理カウンセラーの役割・活躍の場は?

「解決させる」のではなく「サポート」が役目!

講座を選ぶ前に、まずは心理カウンセラーの役割について理解する必要がありますね。

メンタル面の問題は、病理的なものと、そうでないものに分けられます。精神病や神経症など、病気が原因の場合は、医師による治療が必要です。当然、医師以外が治療行為をすることは禁じられています。

ただし必ずしも治療が一番有効な手段とは限りません。各種心理療法を用いることで投薬などに頼ることなく状況がよくなる可能性もあります。
さまざまな手法が研究されていますが、基本的には心理療法は臨床心理学に基づくアプローチのことを指します。

一方、健常者でも心理的な問題(悩み)を抱えることがあります。これらをカウンセリングを通して解決に導くことも心理カウンセラーの役割の一つです。

「悩みを解決する仕事」と思われがちですが、相談者が必ずしも悩みを持っているとは限らず、今よりも更に成長したい方の能力開発なども役割に含まれます。また、カウンセラーが「解決させる」のではなく、解決するのは相談者自身であり、そのサポートを行うのが原則です。 現役カウンセラーに実際の役割と需要について聞いてみました。

プロからのコメント

たまき: カウンセラーによってスタイルも異なりますが、クライアントの問題や悩みの根源を分析し、心の傷や痛みに寄り添って傾聴を主とするスタイルが一般的です。海外の先進国では、比較的気軽にカウンセリングサービスを利用する風潮があり、カウンセラーという仕事が社会的にも認められていますが、日本では未だ抵抗がある人も多く、そこまで浸透していないのが現状です。

しかし昨今では、テレビ番組に心理カウンセラーが登場してタレントの心理を分析したり、カウンセリングを行うこともあり、徐々に職業として受け入れられるようになってきました。本屋さんに行くと、カウンセラーの著書も多くみられます。今後はもっと心理カウンセラーの需要が増えていくのではと予測されています。

活躍の場は『学校、一般企業、医療機関』などさまざま!

心理カウンセラーの活躍の場は、学校や一般企業、医療機関などさまざまあります。あらゆる生活の場面でストレスを感じることが多くなった現代社会では、さまざまな悩みやストレスで心の病気にかかる人もいるのではないでしょうか。そのため、心理に関する問題解決をサポートする心理カウンセラーの活躍が求められています。

未経験・未資格でも心理カウンセラーになれる!?

必要資格・経験年数の規定は特に無い!

心理カウンセラーになるために、絶対に必要な資格はありません。極端な話、未経験者でも今から「心理カウンセラー」になることはできます。しかし、名乗ることはできても、プロのカウンセラーとは言えないですよね。カウンセリングの技術を身に着けながら、臨床経験を積むことで着実に成長していけるのです(臨床経験とは、カウンセリング現場での経験を指します)。

経験を積むといっても、いきなり相談相手を探したり、相談に乗ることは難しいはずです。そこで、まずはカウンセリング技術を学ぶことが先決です。

カウンセリング技術を学べる環境は、カウンセラーの養成学校はもちろん、カウンセリングに関する認定資格取得を目指す講座を開講しているスクールもあります。心理カウンセラーとしてお仕事をしていきたい方は、検討されてみてはいかがでしょうか。

心理カウンセラーの関連資格はたくさんある?

知名度のある資格からスクール独自の認定資格までさまざま!

日本の歴史的に心理カウンセラー領域での統一技能を証明する資格というものがなく、関係者の間では長年国家資格化が切望されてきました。
(民間資格の臨床心理士は心理職の専門資格として一定の地位を築いていました。)

そしてついに、2017年施行の公認心理師法により、「公認心理師」という国家資格が誕生しました。しかし、まだ仕組みが整ったばかりで「保育士」や「美容師」のように国家資格としての確固たる地位はまだ築けていないのが現状です。

一方、心理カウンセリングやメンタルケアに関する資格は無数にあります。国家資格がない中、既に第一線で活躍しているカウンセラー達が、スクールや民間団体を立ち上げ、独自の認定制度を作った経緯があります。民間資格だとしても、一定のスキルを証明することで、カウンセラーとして円滑に働けるようなアシストをしていたのです。

国家資格や民間資格に限らず、取得してさえいれば誰でもプロのカウンセラーになれるという甘いものではありません。心理カウンセラーに関する資格の種類を正しく把握し、適切な勉強をすることがカウンセラーへの第一歩となるでしょう。

心理カウンセラー資格の種類を紹介します。

心理カウンセラーの資格は、世間に広く浸透している有名な資格から、各スクールが認定する独自の資格など、さまざまなものが存在しています。以下で、心理カウンセラーの関連の資格名と運営主体についてまとめてみました。(※一部の資格を抜粋して掲載)
各資格について把握するうえでの参考にしてみてください。

資格・検定 団体
公認心理師
※2017年9月15日に施行
文部科学省・厚生労働省(国家資格)
臨床心理士 公益財団法人日本臨床心理士資格認定協会
産業カウンセラー 一般社団法人 日本産業カウンセラー協会
プロフェッショナル心理カウンセラー 一般社団法人全国心理業連合会
認定心理士 公益社団法人日本心理学会
精神保健福祉士 厚生労働省(国家資格)
ガイダンスカウンセラー 一般社団法人スクールカウンセリング推進協議会
学校心理士 一般社団法人学校心理士認定運営機構
NLPプラクティショナー 日本NLP協会 ほか
メンタルケア心理士®
メンタルケアカウンセラー®
メンタルケア学術学会
メンタル心理カウンセラー 一般財団法人日本能力開発推進協会
精神対話士® 一般財団法人メンタルケア協会
心理相談員
※正確には資格ではなく研修です。
中央労働災害防止協会(中災防)
認定心理カウンセラー(2級・1級) NPO法人日本カウンセリング普及協会
心理コンサルタント
心理カウンセラー初級/中級/上級
メンタルトレーナー2級/3級
日本心理学アカデミー

カウンセラー志望者が資格取得を目指すきっかけは?

約半数がカウンセラーとして活躍したい!

独自のアンケート調査で、138名のカウンセラー志望者から心理の資格を取ろうと思ったきっかけを聞きました。その結果、今回のアンケート調査では全体の48.5%の方が仕事としての「カウンセラー」を目指していることがわかりました。

グラフ1
活躍の場 きっかけ 割合
カウンセラーとして 心理カウンセラーになりたい 29.5%
自身の心の病の経験を活かしたい 18.9%
カウンセラー以外の職種で 医療看護に活かしたい 13.6%
介護職に活かしたい 11.4%
現在の仕事に活かしたい 7.6%
子育て支援に活かしたい 3.8%
その他 心理学に興味がある 8.3%
身近な人のケアに活かしたい 6.8%

また、その内18.9%の方は、うつ病などの心の病気を経験されている方で、克服された方と現在進行形の方とどちらもいらっしゃいました。自身の体験から同じような悩みを抱えている人の手助けをしたいと考える方が多いようです。いくつか実際の声をご紹介します。

◎心の悩みの経験がある方
・自分自身も精神科へ5年ほど前から通っています。通院していく中で、心理について興味が深まり勉強してみたい気持ちが強くなりました。だいぶ落ち着いてきたので、挑戦してみようと思いました。(29歳・女性)
・3年間の引きこもり時代に、精神疾患を抱えていましたが、現在は誰も信じてくれないくらい社会復帰できています。自分の経験を生かして人のために働きたいと思います。(29歳・男性)

プロからのコメント

たまき: 心の悩みは時によっては長期化しやすく、自分一人の力では回復できないことが多いです。しかし、医師、家族、親友など身近な人に支えられて状況が少し良くなってくると、今度は自分が同じ境遇の人を助ける立場になりたいと思うのは必然かもしれません。お世話になった人を目指したいという気持ちがでてくるそうです。自分が暗闇から抜け出せた方法は、カウンセラーとして自分にしかない武器になりますので、是非頑張っていただきたいです!


◎悩んでいる方を身近に見てきた方
・小学校教員を約28年勤め、先日退職しました。小さい子供たちはたくさんの悩みを抱えており、スクールカウンセラーなどと共に見守っていましたが、家庭環境の悩みなどでは、保護者達も同じように困っていることが多い現実を目の当たりにしてきました。こうした保護者とどう向き合っていけばいいのか、教師の立場の私もすごく悩んできた経緯があります。今は、退職して時間に余裕がある状態なので、心理学を改めて学習した上で、こうした状況に対して自分が何かできないものかと考えています。(52歳・男性)

プロからのコメント

たまき: スクールカウンセラーは、児童、生徒の不登校やいじめなど心理面での援助を必要とする子供たちのケアをします。しかし、その保護者のケアは基本的に対象外です。こうした問題に着目されたのは、学校の先生の経験があるこそだなと思いました。親世代のケアはまさにカウンセラーの仕事の一つです。教師経験は間違いなくカウンセリングに活かせますので、プロを目指す養成スクールに通うことをおススメします。
※一部の市区町村では、保護者もスクールカウンセリングの対象になることもあります。


◎年齢面でのメリットを感じた方
・カウンセラーは年齢関係なく続けられるお仕事だと思います。今は、まったく違う業種で体力勝負なところがあるのですが、年齢を重ねるにあたってこのままで大丈夫かなと思うようになりました。友人が何かうまくいかないと気持ちが落ち込んでしまうことがあり、カウンセラーに興味を持ちました。いろんな人の心の闇や重荷から、少しでも早く抜け出せるお手伝いが出来たら、素敵だと思います。(47歳・女性)

プロからのコメント

たまき: カウンセラーには特に年齢の縛りはありません。20代のカウンセラーもいますし、50歳になってから初めてカウンセラーになる方もいらっしゃいます。相談者も自分より経験が豊富な年上の方に相談したいと思う傾向があるので、ずっと別の業種で働いていた方が心理カウンセラーを目指しても全然遅くないと思います。体力もそうですが心の体力も必要なので、決して楽な仕事ではありません。しかしとてもやりがいのある仕事なので、是非頑張っていただきたいです!

ほかの仕事で活かす道も

カウンセラー以外の仕事に活かしたいという方も全体の36.4%いらっしゃいました。

グラフ3

多いのは医師や看護師などの医療機関に勤務する方、介護施設で働く介護職員などです。そのほかにも、保育士、整体師、セラピストなどいろいろな職種の方が興味を持っているようです。

自分のため、身近な人のためにも

先に紹介したような何らかの仕事に結び付けて学びたい方のほかに、自分のためや身近な人のために学ぼうとしている方も少なくないようです。

グラフ4

いくつか実際の声をご紹介します。

・家族にも、友人にも、心を解放する事がなかなか出来なくて悩んでいる人がいます。私にできる事をしてあげたいと言う気持ちが段々強くなっています。(50歳・女性)
・昔からの友人がうつかもしれません。病院の診断を受けたわけではないようですが、自分でも気になってしまい、詳しく勉強してみたいと思い、心理学系の講座を探しているところです。自分だけで解決できる問題ではないと思いますが、多少でも気持ちや考え方を理解してあげられればと思います。(37歳・男性)
・小さな子供がいる専業主婦です。将来的に子供のためのメンタルケアを学べたらいいなと思いました。なかなか学校に通う時間は作れそうにないので、カウンセラー養成講座というよりは、心理学のセミナーや通信講座がいいかなと思っています。(24歳・女性)

プロからのコメント

たまき: カウンセラーは目指さず、自分のため、家族や友人のために心理学を勉強してみたいという方もいらっしゃいます。もちろん本屋にも心理学の書籍はたくさんありますが、もうワンステップ上の勉強をしたい方は、通信講座のほかに1dayレッスンを開いているスクールもあるので、こちらも検討してみてはいかがでしょうか。また、短期講座をきっかけに、プロを目指したくなる人も実は多いです。まずは気軽に始めてみましょう!

心理カウンセラーに向いている人は

『よく相談を受ける、人の話を聴くのが得意』な人!

カウンセリングは、対話しながら相手の悩みや不安感を解きほぐしていくものです。よって、『人からよく相談を受ける、人の話を聴くのが得意』な人は、心理カウンセラーに向いているといえるでしょう。

幅広い視野を持てる人!

心理カウンセラーに求められていることは、心理学の知識や技術だけではありません。『誠実さや包容力』『相手の言葉や動作から心の動きを読みとる分析・洞察力』『相手が置かれている状況や立場などを考慮しながらの総合的な判断力』も、相談相手の悩みを不安を解決するためには必要です。
心理学の分野だけにとらわれず幅広い視野を持つために努力ができるか、という点も大切な要素です。

心理カウンセラーの知識習得・資格取得を目指すなら

心理カウンセラー講座の受講をしましょう。

心理カウンセラーの知識習得、資格取得を目指すなら、スクールで開講されている講座を受講しましょう。講座選びをする際には、学べる知識・スキル、目指せる資格については確認が必要ですね。受講を始めたけど、イメージと違ったなんてことが無いようにしたいですね。
また、受講料だけでなく学習サポート面についてもチェックしておくとスムーズに学習を進めることができるでしょう。困った時にすぐ質問ができて問題解決できるのか、振替受講は希望通りにできるのかは事前に確認しておくとよいでしょう。