認定心理士の仕事と就職先の例をご紹介!

認定心理士の仕事と就職先の例をご紹介!認定心理士
認定心理士

はじめに

認定心理士は、大学で心理学の単位を一定数修めたことを証明できる資格です。

通信制大学でも資格を取得することができ、社会人から認定心理士の取得を目指す方も多くいます。

心理学の初歩的な資格のため、この資格だけで心理カウンセラーの職を目指すのは難しいところですが、介護・福祉の仕事をしている方や、看護師の方、子どもと関わる仕事をしている方、一般企業の管理職や人事・労務部の方など、人と関わる仕事をされている方を中心に幅広く人気のある資格です。

それでは認定心理士の資格が、仕事や就職でどのように役立つのか?例を挙げてご紹介していきます。

介護・福祉業界の例

病院や介護・福祉施設での業務に役立つ!

認定心理士は、病院などの医療分野や、介護・福祉サービスの仕事などに役立ちます。

■看護師+認定心理士
看護師の方が認定心理士の資格を取得することで、患者さんやそのご家族の方へのカウンセリングを任されるようになったり、スタッフに対するカウンセリングを新たに行うようになったりと、仕事の幅が広がったという声があります。就転職の際に認定心理士の資格を持っていることがプラスに評価されたというケースもあるようです。

■介護・福祉サービス+認定心理士
介護施設、デイサービス、障害福祉施設など介護・福祉関連の施設でも、利用者の方とのコミュニケーションや心理的なケア、レクリエーションなどに認定心理士としての知識・スキルが活用できます。

施設によっては、認定心理士の資格所持者に資格手当が支給されることもあります。

教育業界の例

子どもとかかわる仕事に役立つ!

保育の仕事、教育分野など、子どもとかかわる仕事でも認定心理士の資格を活かせます。

■保育士・教員+認定心理士
保育士教員の方が認定心理士の資格を取得することで、子どもや保護者のカウンセリング・面談に知識を活かせたり、発達心理学の観点が授業を行う上で役立ったりといった例があります。

また、保育や教育の資格・経験に認定心理士の資格がプラスされたことで、自治体の子ども・家庭相談員に転職したり、障害者相談支援の仕事に転職したりといったキャリアチェンジの例もあるようです。

■障害をもつ子どもに対応する仕事+認定心理士
発達障害、知的障害、身体障害などを持つ子どもを対象とした放課後デイサービス児童発達支援教室生活支援員の求人について、認定心理士の資格取得者を募集しているケースがあります。

それぞれに異なる特性を持った子どもの保育・療育や支援について、心理学の知識を持った人材を必要としていることがうかがえます。

※スクールカウンセラーには公認心理師・臨床心理士が必要
教育分野での心理の仕事というとスクールカウンセラーをイメージする方も多いと思いますが、スクールカウンセラーについては基本的に公認心理師や臨床心理士の資格を持った方が採用の対象となります。

産業分野の例

部下や従業員のマネジメントに役立つ!

■一般企業の社員+認定心理士
認定心理士の資格・知識は一般の企業でも役立てることができます。

管理職グループリーダーなど部下やチームメイトをまとめる立場にある方人事・労務部門など従業員のサポートをする立場の方が、コミュニケーションや社内での相談対応に活かすために認定心理士の資格を取得される例も多いようです。

メンタルヘルスの意識が高まっている昨今、心理学の基礎的な知識を身につけていることは働きやすい職場づくりの一助となるでしょう。

まとめ

認定心理士は、基本的には就職や転職に直接つながる資格ではありません。

認定心理士の資格をどう評価するかは就職先ごとに異なり、資格がプラスに働くこともあれば、特に重要視されないこともあるというのが実情です。

しかし、資格を取得する過程で身につけた知識・スキルは様々な場面に活用でき、心理学の基礎を習得していることが現在の仕事に役立ったり、仕事の幅を広げたりといった例は多くあります。資格そのもので評価を得ようと考えるより、学習したことをいかに仕事に活かすかをイメージしておくと良いでしょう。学んだ内容は決してムダにはなりません。

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