個人事業主カウンセラーとしての心得

個人事業主カウンセラーとしての心得 心理カウンセラー
心理カウンセラー

個人事業主とは?

昨今では心理カウンセラーのニーズが増え、さまざまな働き口があるようです。

医療機関や学校などの教育機関に属して働く心理カウンセラーもいれば、一般企業に雇われる形式で働く心理カウンセラーもいます。しかし最近では自分で独立開業し、「個人事業主」として活躍している心理カウンセラーが多く存在します。 個人事業主とは、株式会社等の法人を設立せずに自ら事業をおこなっている個人のことを指します。簡単に言うと「フリーランス」という人もいます。

個人事業主カウンセラーになるには?

開業届を出す

まず、開業するにあたり税務署に「開業届」を出します。開業届は誰でも簡単に出すことができます。
開業届を出さないで活動している人もいるようですが、社会的信用から考えるとルールに従って出しても損はありません。

また、一般の会社員と違って年末調整はありませんので、各自で確定申告をすることとなります。

カウンセリングの場所を用意する

個人事業主としてカウンセラーをする際、はじめからマンションの一室や事務所を借りるのはおすすめできません。
はじめのうちは固定のクライアントもおらず収入も安定しません。しかし、マンションや事務所を借りてしまうと、毎月賃料や光熱費を払わなければならず、赤字になる可能性もあります。

まずは自宅の一室から始めるのが、赤字になることもなく安心です。自宅に他人を招くのに抵抗がある場合は、依頼が入ったらその都度レンタルルームを借りるという手段もあります。

どの領域のカウンセラーになるか決める

個人事業主のカウンセラーになる際は、どの領域のカウンセラーとして活動していくのか明確にしましょう。

カウンセラーは専門ごとに6つの領域に分かれており、各領域ごとに仕事内容も異なります。詳しい領域と仕事内容については『心理カウンセラーの仕事内容は?』でご確認ください。

例えば単に「カウンセラーです。」というよりも、「産業カウンセラーとして働く人の悩みを解決します。」と言った方が、「自分に合っているかもしれない。この人に相談しよう。」と考えるクライアントが多くなります。

さらに「女性のみ」や「40代専門」など限定していくことで、より他のカウンセラーとの差別化ができ、コアなクライアントが増やすことができます。

開業に必要なもの

カウンセラーは基本、身一つあれば仕事はできます。ただ、宣伝やクライアントとのやり取りのために、最低限下記のものがあるのが望ましいでしょう。

パソコン

宣伝のためのブログやホームページの更新などに使います。

また、クライアントとのメールのやり取りや請求書等の作成・送付もスマートフォンよりもパソコンのほうがやりやすいでしょう。

スマートフォン

クライアントとやり取りやSNSでの集客にはスマートフォンがかかせません。
個人で使っているスマートフォンの番号を仕事用にしても良いのであれば新しく用意する必要はありません。

格安SIMなら、月々1500円ほどから使えます。

名刺

一度来たお客さんのリピートを促したり、出会いの場でお客さんを増やすきっかけとして、ホームページのQRコードや電話番号の書かれた名刺は持っておいた方が良いでしょう。

100枚で4,000~6,000円ほどで作ることができます。

ホームページ

ホームページもあった方がよいでしょう。名刺だけでは載せきれないメニューや料金プラン、アクセス(地図)、営業時間を記載しておくと、お客さんも安心して依頼することができます。

ホームページはプロに頼むと数十万円~40万円ほどかかります。
しかし、最初は個人が無料で作れるホームページで問題ありません。営業が軌道に乗ってきて収入が安定したら、改めて新しいホームページが必要か考えましょう。

個人事業主としてのメリット・デメリット

個人事業主としてのメリット

ざっくりとメリットは何か説明すると、自由に自分のスタイルで働くことができるということです。個人で仕事をするので、誰かに縛られることなく、自分のペースやスタイルを尊重しながら働くことが可能です。

ただ、独立開業してすぐに食べていける程の金額を稼ぐカウンセラーはあまりいません。やはり、それなりの臨床経験やスキルも必要ですし、集客の仕方や自分の売り出し方によっても変わってくると思います。
試行錯誤は必要ですが、最近だと巧みにブログやSNSを使って集客をおこなうカウンセラーも多くいます。そのやり方はさまざまですが、個人事業主のメリットとしては、集客も売り出し方も仕事選びも「自分の好きなように」できることが最大のメリットと言えそうです。

個人事業主としてのデメリット

逆にデメリットは何かと言うと、個人事業主は責任も人一倍だということでしょうか。
企業に属していたり、医療機関や教育機関に雇われて働くと、同じ立場の人に会うこともあるでしょうし、何かに困ったときや悩んだときに「誰かに相談できる」メリットがあります。
もちろん守秘義務がありますので、クライアントとの話しを他人に漏らすことはしてはいけませんが、守ってくれる後ろ盾があるだけでも安心感を感じるものです。

一方で個人事業主は、どんなに大変なことも、どんなに悩みを抱えても、全部自分の力で切り抜けていかなければなりません。そのためには、同じ個人事業主として働く心理カウンセラーの仲間と知り合う機会を作ったりして、人脈を広げることも大切と言えるでしょう。

また、集客の方法も自由で自分の好きなようにできるのがメリットだとすれば、それがデメリットと考える人も中にはいるようです。どこかに属していると集客に困ることはありませんが、個人事業主は1から自分で取り組む必要があります。集客も今日始めたからといって、直ぐに結果に出たり実を結ぶものではありません。時間は多少なりともかかってしまいます。

安定して稼げる個人事業主カウンセラーになるには?

カウンセリングのスキルを磨く

個人事業主としてカウンセラーを続けていくには、自分のカウンセリングを気に入ってもらい再度依頼をくれる「リピーター」の存在が必要不可欠です。

しかし、相談しても問題が解決しないカウンセリングでは「またお願いしよう」という気になりませんよね。リピーターを増やすには的確にクライアントの悩みを明確にしアドバイスができるだけのカウンセリング力が必要です。

カウンセラーとして独立するのは、まず心理カウンセラーの知識・スキルを体系的に学んだうえで実践を積んで、確かなスキルを身に着けてからのほうがよいでしょう。
資格試験などを通して学習するのも効果的です。

依頼のきっかけを作る

個人事業主として活動する場合、クライアントを自分で獲得しなくてはなりません。

近年ではネット上で集客するのが一般的です。ホームページを開設したり、専門スキルを必要としている人とマッチングができるサイトなどに登録したりしてクライアントを集めています。
またブログやSNSは即効性はありませんが、カウンセリングの実績やクライアントの感想を掲載することで、信用につながり安心して依頼してもらえるようになります。

主婦をメインターゲットにカウンセリングをしたい場合は、チラシや広告を出すのも有効です。

まずは副業から始めてみる

現在別の仕事で働いている方は、副業から始めてみると、生活が立ち行かなくなる心配もなく少ないリスクでカウンセラーになることができます。

まずはブログやSNSで発信しつつ、スキルを売買するサイトなどで仕事を受けて、週末だけカウンセラーとして活動してみましょう。
その過程でカウンセラーとしての収入がどれくらいなのか自分の持っているスキルでどれくらいクライアントを獲得できるのかなどが見えてくるはずです。

カウンセラーを本業にしても生活に困らないという確信が持てたら、専業カウンセラーに転向してもいいかもしれません。

個人事業主として大切なこと

私も個人事業主として開業しているカウンセラーですが、個人事業主として大切なことは焦らないことだと考えています。開業するカウンセラーはたくさんいるのですが、「お客さんが来ないので仕事になりません」と言って廃業していくカウンセラーもいるのが現状です。

何度も言いますが、今日始めたからと言って直ぐに稼ぐことは難しいのが実情です。諦めないでコツコツと集客し臨床経験やスキルを積むことで、口コミで広がることもあればブログで人気に火がつく人もいます。焦らないで地道に日々を積み重ねていくことが大切といえるでしょう。

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