心理カウンセラーの知識をセルフマネジメントに活かす具体例

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セルフマネジメントに心理カウンセラーの知識は活かせる?

かの有名な心理学者のフロイトが発見したと言われている私たちの心の構造ですが、一体どうなっているか簡単に説明しますと、頭で考えていること・いわゆる意識している部分は氷山の一角であって、たったの3%ほどしかないと言われています。逆に潜在意識や無意識の領域が97%ほどを占めている、と言われています。

ですので、私たちは「自分」について理解しているようで、実はたったの3%ほどしか理解していないということになるのです。

心理学の面白いところは、意識している自分だけではなく、潜在的にもっているパターンや幼い頃からの無意識の癖・思考・パターンを知り、自分が今まで気づかなかった新たな一面や、新たな自分を度々発見できるところだと私は思っており、心理学は「自分を知るツール」と言っても過言ではないと考えています。

「自分」について知り理解を深めることで、感情のコントロールができるようになったり、自身のコントロールで仕事などのモチベーションアップを図ることができたり、心身の体調管理に役立てたりと、「セルフマネジメント」に応用することも可能です。

セルフマネジメントとは簡単に言うと、健康面や仕事面などで己を律する「自己管理する力」のことを指します。実際にセルフマネジメントに心理学の知識を活かしたいと思い立って、心理カウンセラーの門を叩く社会人も多くいます。昨今のこのストレス社会で生きていく上で、上手にセルフマネジメントができると、より楽に効率的にストレスフリーの状態で社会で活躍したり健康的に生きることもできるのではないでしょうか。

セルフマネジメントに活かせる心理学の知識や活用テクニック

セルフマネジメントの代表として「自身の感情のコントロール」が上げられます。

感情のコントロールが自分でできると、とても楽に効率的に仕事をすることも可能ですし、何より円滑な人間関係を築くことができると思います。

実際のカウンセリングでクライアントから相談された一例を上げますが、

「会社の上司とソリが合わず、とても腹が立つことが多い。怒りの感情でいっぱいで仕事自体が苦痛に感じてしまう」

というご相談を受けたことがありました。

このようなご相談はかなりよく伺います。なぜ仕事自体を苦痛を感じるかというと、怒りの感情に囚われてしまっているからです。怒りの感情に振り回され続けると、その内心身ともに疲弊してしまい仕事を辞めざるおえない状況になる人も少なくありません。

感情は感じないように抑圧しても、なくなることはまずありません。いずれまた、上司と顔を合わせただけで過去の怒りも沸々と湧き上がってくる‥なんてことも十分に有りうることでしょう。感情は抑え込んで抑圧するのではなく、外に出して解放することができると楽になります。

感情のコントロールの一環として、その日に腹が立った出来事はその日に解消することができるとベターです。そのためには、愚痴や文句を聴いてくれる仕事仲間や知人・友人を何人か作っておくのも大切です。話すだけでスッキリすることも十分にありますし、客観的に自分の状況や怒りについて考えることができるかもしれません。もしくは、怒りの感情を紙に書いてみるのも良いでしょう。紙に好きなだけ怒りの感情を書き出すと、少しずつ気持ちも落ち着いてきて楽になっていく効果があります。要は、怒りの感情に支配されている時は客観性が失われているので、一歩引いた目線を持つことが大事なのです。

また、アンガーマネジメントといった1970年代にアメリカから広まった「自分の怒りを上手にコントロールする」心理トレーニングもあります。全国各地で講座や研修が開催されているので、セルフマネジメントと一環として参加し勉強してみるのも良いかと思います。

他にもセルフメネジメントの一環として「モチベーションの維持」があります。実際に「仕事でモチベーションを保つことができず、やる気がでなくて辛い」などと言ったご相談も受けたことも多々あります。自分で自分を鼓舞できれば良いのですが、それもなかなか難しい場合が多いと思います。

そんな時は、心理学でいう「自己暗示法」を使ってみると良いかもしれません。自己暗示法とは、自分の潜在意識や無意識に暗示をかけることを指します。例えば、

「〇〇ちゃんはとっても器用で優しいね!」

と毎日言われて育つと、本当に器用で優しい性格に育つ場合が大半です。逆に、

「〇〇ちゃんは不器用でダメな子ね」

と毎日言われて育つと、自尊心を失ってしまい自信のない子に育ちます。要するに毎日かける言葉次第で未来が決まる、と言っても過言ではないのです。

自己暗示法は、自分に言葉をかけます。「私は仕事で成果をだして昇進して給料もアップさせて幸せになる!」「私は仕事の一大プロジェクトを任されるほどに出世する」など、『なりたい自分像』をイメージしながら言葉にして言うのです。それを毎日続けていきます。すると仕事に対して情熱が湧いてくることもありますし、やる気がでてくる時もあるので、モチベーションを維持するためには自己暗示法を使うのも良いかと思います。

他にもセルフマネジメントに応用できる心理学の手法や法則は山ほどありますので、心理学を一通り勉強してみてから「自分に合ったセルフマネジメント法」を模索してみると良いかもしれません。

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