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精神疾患の種類とカウンセラーができること

更新日: 2017/10/23

様々な精神疾患

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カウンセラーのたまきです。昨今の日本では「メンタルヘルスケア」など心の健康の重要性を考えるようになってきました。その背景の一つに、昔に比べて近年は「ウツ病」や「適応障害」など、誰しもがちょっとしたきっかけで発症してしまう精神疾患がとてもメジャーで身近なものになってきたからだと考えます。

メディアで「うつ病」のことを取り上げたり、精神疾患を題材にした映画やドラマもとても増えました。昔に比べると、心療内科や精神科の敷居もそこまで高いものではなくなってきましたし、心の健康を保つためのカウンセリングの普及も随分進んでいます。

精神疾患を簡単に説明するとすると、いわゆる『心の病気』といわれるものです。私たちが知っている種類はだいたい20種類程度で、実際の疾患は60種類くらいあると言われています。欧米では約4人に1人は何らかの精神疾患を患っているという統計結果まであります。 自己判断にはなりますが、インターネット上でチェック項目に答え、自分が精神疾患を患っていないか調べるサイトもあります。

「何だかいつも人間関係で苦労してしまう」
「落ち込みがひどく日常生活に支障をきたす」
「気分の上下の波が激しくて疲れやすい」

などは、もしかすると何らかの精神疾患を患っている可能性もあります。

また、
「いつも人間関係を壊している」
「人の気持ちを全く考慮しない」
「自分の思い込みで人を振り回す」

などいつも特定の人のことで悩み苦しんでいる、とするならばもしかするとその相手は何らかの精神疾患を抱えている可能性もあります。

「もしかして‥」と心当たりがあるならば、自己判断だけで終わらすのではなく医療機関に相談してみると良いかもしれません。いずれにせよ精神疾患は「本人が自覚して適切な治療をおこなう」ことが大事だと思います。

精神疾患の種類や特徴

例えば、最も代表的な精神疾患の1つに『統合失調症』があります。

昔は『精神分裂病』と言われており差別や偏見も多かったのですが、今や日本人の100人に1人がかかっている病気として知られています。症状としては妄想・幻覚がみられ、ブツブツと独り言を言っていたり、実際は何も言われていないのに悪口や嫌がらせをされたと訴えたり、話しが支離滅裂になってコミュニケーションに弊害がある等の症状がでてきます。この病気の発症原因は、今のところ明らかにはされていません。遺伝的要因が関係している可能性もあるそうですが、転職・結婚・子育て等の人生のライフステージが変わるきっかけで突然発症する人も多いそうです。

他にも多くの人が知っている精神疾患の1つに『睡眠障害』があります。眠れないことが多くなったり、眠れたとしても眠りが浅くて何度も起きてしまい熟睡できない、など睡眠のことで大きなストレスを抱えてしまいます。

『摂食障害』も近年はメディアでよく取り上げられるようになりました。『拒食症』『過食症』とも言ったりしますが、太ってしまうのが怖くて食べても嘔吐する癖をつけたり、食べきれないくらいの食べ物を買い込み一気に食べてしまうなどの症状がでると言われています。睡眠障害や摂食障害は心だけではなく、身体にも多大な悪影響を及ぼす可能性があります。

また、とても一般的な精神疾患としては『ウツ病』が上げられます。ウツ病は過度にストレスがかかる環境に身をおくことにより、小さなことがきっかけで発症することもあります。真面目で頑張り屋さんで勤勉な人ほどかかりやすい、とも言われています。「何をしてても楽しくない」「気分がずっと落ち込んだままで上がらない」「眠れない、食べれない」などの症状がでると要注意かもしれません。

他にも精神疾患は沢山ありますが、誰しもが何か小さなことをきっかけに発症してもおかしくはありません。決して他人事ではありませんので、どのような精神疾患と症状があるのかさらに詳しく調べてみることをお勧めします。

心理カウンセラーができること

私は心理カウンセラーとして活動していますが、「医者」ではありませんので病気の特定や診断はできません。

病気の種類や症状など一応知識としては頭に入れていますが、そこまで詳しいわけでもありません。

しかし精神疾患を抱えている方からのご相談が近年増えてきているのは事実です。「心療内科でウツ病と診断されて薬を服用しています」など、あらかじめご自身で申告される方も多くなってきました。私は医者ではないので、その人の病気を治療したり薬を処方したりすることはできませんが、「どんなことで悩みを抱えているのか」お話しを聴くことは可能です。

一方で「精神的な疾患を抱えている方や薬を服用している方のご利用はできません」と決めているカウンセラーもいるようです。心理療法やセラピーをする際に、万が一何かあっては責任がとれないため、念のため敢えて初めからお断りを入れているカウンセラーもいます。

近年では、「インターネット上での自己判断で、自分はパニック障害だと思うようになった。こんな症状がでているが、本当にパニック障害か?」などの病気のことについて質問されることもあります。

しかし心理カウンセラーは「医者」ではありませんので、診断をすることはできません。そのようなご相談があった場合は、「私はお医者さまではないので、病気のことに関しては精神科か心療内科のお医者さまにご相談ください」とはっきり断りを入れます。

心理カウンセラーができることは、精神疾患を抱えている・抱えていないに関わらず「相手の悩みや問題に対して、受容と共感をベースにしながら話しを聴く」ことです。お医者さまの領域はお医者さまに任せて、心理カウンセラーとしてできることを全うすることが大事ではないでしょうか。