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ミラーリングとは

更新日: 2018/02/13

心理学でのミラーリングとは

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カウンセラーのたまきです。最近ではテレビでも数々の心理学を使ったテクニックが披露されるようになり、心理学がとても身近なものになってきています。その中の1つに、誰しもが日常で使える「ミラーリング」というものがあります。

ミラーリングとは簡単に説明すると、相手のしぐさや言動・行動などを鏡のようにして真似をすることにより、相手に好意や親近感を抱かせる心理テクニックのことです。「類似性の法則」というものがありますが、元々人は無意識的にも意識的にも自分と似ている人、または似たものに対して好意を抱きやすい傾向があるようです。

学生時代に経験がある方も多いと思いますが、沢山いる同級生の中で自分と同じようなファッションの趣向だったり同じような趣味を持っていると、最初から打ち解けやすく、いつの間にか同じグループになって一緒に過ごしていた、なんてことはなかったでしょうか?似た行動や言動は、無意識的に「味方同士だ」と感じるので、時間をかけずに仲良くなれることもあるのです。

また私自身も、一人の心理カウンセラーとしてミラーリングはよく活用します。例えば初めて対面のカウンセリングを受けにいらっしゃる方は、カウンセリング自体に懐疑的な人も少なくありません。過度に疲れていたり、何かの出来事がきっかけで心に傷があったりすると、初めて会うカウンセラーを簡単に信用して良いものかどうか、とても不安になっている方も多く見受けられます。そんな時に少し意識してミラーリングを使い、クライアントの声のトーンや話す速度を真似ます。できるだけ自然に相手の行動や言動に合わせるのです。それは「私はあなたの敵ではありません、味方ですよ」というサインでもあるのです。すると、ミラーリング効果が発揮されて、クライアントの警戒心が解け安心感に変化し、信頼関係を築きやすくなるのです。

ミラーリングは恋愛やビジネスの場面でも大いに使えます。ミラーリング効果を得て、相手との距離を縮めたり相手に好意や親近感を抱いてもらうためには、どうしたら良いのか考えてみたいと思います。

恋愛でミラーリング効果を発揮し相手との距離を縮めるために

恋愛心理のテクニック本では、必ずと言って良いほど「ミラーリング効果」について書かれています。恋愛ではとても使える心理テクニックですが、使い方を間違えると相手から嫌悪感を抱かれることもあるので注意が必要です。

もし、もっと親密になりたい相手がいるとすれば、相手と会話しているときに相手の行動や言動をミラーリングします。「自分と感覚が似ている」と思わせることができると、相手はあなたのことを受け入れやすくなるので、あくまで自然に相手の行動や言動を真似してみると良いでしょう。

例えば、相手が飲み物を口にする時に同じタイミングで飲み物を飲む。相手が手を叩いて笑えば、こちらも同じように手を叩いて笑ってみる。相手が自分の腕時計を触れば、こちらも自然に自分の腕時計に触れてみる。そうすることでミラーリング効果が発揮され、相手はあなたに好意を抱きやすくなり二人の距離が縮まるのです。

また、メールやLINEでもミラーリング効果を狙うことが可能です。同じ種類のスタンプを使ってみる、改行の仕方を真似してみる、言葉使いを真似してみる、返信する時間帯を相手と同じ時間帯に合わせてみる等が効果的だと言えるでしょう。

ですが、あくまで自然体にミラーリングすることが重要です。過度に真似をしすぎたり、意識しすぎてぎこちない動きになってしまったりすると、逆に相手に警戒心を抱かせることになってしまいます。何でも真似をしてくる相手というのは主体性が感じられず、重くて依存的な印象を与えてしまう怖れもありますので、やりすぎるのも禁物です。

特に恋が始まったばかりで、まだあまり面識もないときに、過剰なミラーリングは避けるのが賢明です。あくまで自然体にミラーリングをすることが大事と言えるでしょう。

ビジネスでミラーリング効果を発揮し活躍するために

ミラーリング効果は恋愛だけではなく、ビジネスシーンでも応用できると言えます。私のようにお客さまを相手にする仕事だと、ミラーリングをすることにより相手の警戒心を解くことも可能と言えます。

ビジネスだと、特にセールスの仕事で使えそうです。例えば、何かの商材を相手に売りたい場合、お客さまの話し方や速度・声のトーンや音量を真似てみます。お客さまが資料に目を落とせば同じタイミングで資料をみる、お客さまが手を組んだら自分も同じように手を組んでみる、などが良いでしょう。

また「相補性ミラーリング」とも言いますが、敢えて逆の動作を混ぜることにより、ミラーリング効果をより際立たせるというやり方も使えます。相手が組んでいた足をほどいたとしたら、こちらは逆に手を組んでみる、というような感じで逆の動作も時折意識的に混ぜていくのです。するとミラーリング効果が発揮されて商材が意外と簡単に売れた、なんてこともあるでしょう。人はお母さんのお腹にいる時から「同調」することにより安心感を得ています。赤ちゃんは子宮の中で、母親の心臓の鼓動に合わせたり身体の動きに合わせようとするのです。よって「あなたと私は同じである」という感覚は、安心感を覚えるものだと無意識的にもインプットされています。

このように、ミラーリングは人に安心感を抱かせ親近感を感じさせやすくするので、ビジネスでも相手を信頼を勝ち取るために充分活用できることでしょう。