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家と外では顔が違う?人の二面性について

更新日: 2018/12/28

家と外では違う顔‥。人の外面と内面について

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あなたは、家と外で全く同じ態度や言動をとっているでしょうか?

きっと多くの人が、多少なりとも「家と外では違う顔を持っている」と感じるのではないかと思います。少し昔に、『干物女』というフレーズが流行りました。会社ではテキパキと働く女性なのに、家ではダラダラとジャージのまま1日の大半を過ごしている‥というギャップを持った女性が主人公のドラマから生まれた言葉ですが、多くの女性から大きな共感を呼び、話題になりました。 この「干物女」のように、会社ではバリバリ働くような人でも、家ではベッドから一歩も動かずにダラダラしている‥といったような人も多いのではないでしょうか。

このように、多くの人は、「内」と「外」で自分を変えています。心理的に考えると、「外」と言われる社会で、良い人やデキる人を演じていたり、他人に気を遣いすぎていたり、成果や良い評価・業績を得ようと頑張っている人ほど、「内」と言われる家では、素の自分が出やすくなる傾向があります。家が安心・安全な場所だと心が認識していると、ホッとして、外で付けている仮面を外すことができるのです。仮面を外す安全な場所があるからこそ、また社会で頑張ることができるので、内と外で顔が違うことは一概に悪いことではありません。

小学生くらいの子どもでも、内と外では顔が違うといったこともあります。家ではうるさいくらい元気で走り我儘もそれなりに言うのに、学校ではおとなしく消極的な性格になるケースもあります。これは、家が安心であると感じているからこそ、本来の自分を自由に発揮できているのです。逆に問題なのは、家では真面目で親の言うことを聞くしっかりした子どもなのに、学校では陰口を言ったり友達によく意地悪をする、といったケースです。家を安心・安全な場所だと感じられていないので、溜まってしまったストレスを学校で発散してしまっています。このような場合は、親が子どもに対する接し方を変えていくことがポイントになるかと思います。 このように、小さな子どもにでもある外面と内面。大人にだってあって然りです。しかし、夫婦問題に発展してしまうケースもあるので、少し考えたいと思います。

二面性が夫婦問題に発展するケース

例えば、結婚したパートナーが内と外で全く顔が違うケースを考えてみましょう。

夫が外では、とても優秀で仕事もでき、多くの人から慕われている人物だったとしましょう。しかし家では、妻に対して、暴言を吐いたり、無理矢理にでも自分の言う通りにさせようとするケースは少なくないようです。このようなパワーハラスメントに直面しても、周りの人は「あの素晴らしい旦那さんが、そんなことをするはずがない」と信じてくれないこともあるかもしれませんね。自分の親や親族にすら、辛い現状を訴えても信じてもらえない‥といったこともあるかもしれません。 相手が外で、あまりに完璧な人を演じてしまっていると、周りもその姿が真の姿だと思い込んでしまうのです。

外で「優秀な良い人間」を完璧に演じようとする人は、実は自分に対しての自己評価が低いケースがあります。自分自身への評価が低ければ低いほど、周りには「素晴らしい人と思われたい」という欲求が働きます。人に良い評価をしてもらうことで、自分の欠けた自尊心を埋めようとしているのかもしれません。そうやって、いつもどこかで無理をしてまでも、「良い人」を演じてしまっているので、ストレスが溜まり、家で爆発させるようになってしまいます。

本当に自信をもっている人は、誰に対してもほぼほぼ公平な態度で接します。それは、人からの評価をあまり気にしていないからです。 もし、結婚した相手のパワーハラスメントで悩んでいる場合は、然るべき機関に相談し、一人で苦しまないようにしましょう。逆に、「自分の外面と内面のギャップで家族を苦しめているかもしれない」と思う場合は、改善が必要です。どうしてそこまで人からの評価を気にしているのか、良い人を演じることを頑張ってしまうのか、その苦しい生き方から脱却するためにも、自分の心と向き合うことが大切です。もちろん、カウンセリングを受けてみるのも良いでしょう。

夫婦問題に発展させない秘訣はコミュニケーション

逆に、家で何でもしてくれる良き夫・良き父親のケースはどうでしょうか。近年では、妻と夫、どちらも同じくらい家事や育児に参加している共働き夫婦も増えましたね。それでもまだ、妻の方が負担が多い夫婦も多いのが実情ですが、そのスタイルもどんどん変わりつつあります。

結婚したパートナーが、家でも何でもしてくれる、仕事も頑張っている、そういう夫婦関係は大変素晴らしいですが、ストレスの吐け口が違う方向へいってしまっているケースもあるようです。家や仕事で溜まったストレスを、内緒でギャンブルにお金をつぎ込んだり、深酒を繰り返すようになったり、あるいは別に好きな異性を作ってしまうケースもあるようです。

こうならないためにも、『家では頑張りすぎない環境をつくる』ことが大事です。家が安心・安全な場所であるからこそ、ストレスを発散できるようになります。家でも頑張らなきゃいけない環境だと、やはりどこかで無理が生じてしまうので、ストレスが蓄積されていきます。 ストレスを蓄積して夫婦問題に発展させないためにも、家では「ほどほどに」が重要ではないでしょうか。家事を週に2日休む日を作り、ご飯も出前や外食にする。育児もほどほどにして頑張りすぎないようにする。そういったルールを夫婦の間で決めるコミュニケーションをとってみても良いかもしれませんね。

しかし大抵の場合、どんな夫婦でも、『自分のやり方』を通そうとして喧嘩になったり、争いが起こることもあるでしょう。全く違う環境で育った人間同士が夫婦になるということは、考え方も感じ方も違って当然なので、その分衝突もあって当たり前です。 しかし、喧嘩や衝突をそのままにして、どちらかのやり方だけを重視するのではなく、お互いが折り合いをつけるやり方を模索していくことがベストです。どちらかだけが我慢してしまう状態だと、我慢している方も、それを見ている方も、やはりストレスが溜まっていき悪循環になってしまいます。

だからこそ、日頃からのコミュニケーションはとても大事になります。夫婦間でのコミュニケーションが上手にできていると、家はより安心・安全な場所となって、家族のオアシスのような場所になります。オアシスで羽を休めることができるからこそ、社会で活躍したり、外で頑張れるようになり、好循環になっていくことでしょう。 夫婦で「コミュニケーションをとる時間」を意識して作ってみてはいかがでしょうか。