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認定心理士とは

更新日:2019/12/05

公益社団法人日本心理学会認定の民間資格です!

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認定心理士とは『大学で心理学に関する標準的な基礎知識・技術を修得していること』を証明する、公益社団法人日本心理学会(以下、「日本心理学会」という)認定の民間資格です。 認定心理士は日本心理学会指定の様式で同学会に申請を行い、審査のうえ合否が決定されます。資格試験などはなく、4年制大学で一定数の心理学の単位を修得すれば資格取得が可能です。

「臨床心理士」のように大学院卒業を必須とするものでも、職業名として扱われるものでもありません。あくまでも「心理学の基礎資格」として位置づけられています。職業に直結することは少ないようですが、人と関わる仕事やボランティア活動などで心理学の知識を活かしたい方、将来的に心理職に就きたいという方には認定心理士の資格取得をおすすめします。
臨床心理士については『臨床心理士とは』でも紹介していますので、参考にしてみてください。

以下で、認定心理士の資格取得までの流れや資格認定条件、申請方法などを紹介していきます。

認定心理士資格取得までのステップは?

4年制大学で必要単位の修得、認定の申請手続きを行う!

認定心理士の資格取得するまでのステップは以下の通りです。

1. 4年制大学で認定に必要な単位を修得する

2. 日本心理学会に資格申請をする
審査料:10,000円
↓約2〜3か月
3. 日本心理学会の審査が通ったら認定料を振り込む
認定料:30,000円
※合格・不合格が文書にて送付される
↓約2週間
4. 認定証・IDカードが送付される

5. 資格取得完了
※認定心理士は、一度取得してしまえば更新の必要はありません。

認定心理士の資格申請方法は、3パターンある!

認定心理士の資格申請方法には、以下の3パターンがあります。まずは、ご自身がどの種類の申請に当てはまるかを確認しましょう。

1. 認定申請(大学卒業後の申請)
認定心理士の認定申請は、大学卒業後に資格取得希望者が申し込むことを原則としています。よって、大半の方がこちらの方法で申請することになるでしょう。
4年生大学卒業後、在学期間中に修得した単位を所定の様式にて申請します。大学卒業後に他大学で履修した単位をあわせて申請することも可能です。また、卒業の時期に関係なく申請可能(卒業後数年が経過していても可)です。

2. 仮認定申請(大学卒業前の申請)
大学卒業前に「仮認定」を受けて条件付きの「仮認定証」を受領できる『仮認定制度』というものがあります。仮認定制度は『申請書通りの単位が卒業時に修得されていることが認定委員会で確認できた段階で、認定心理士の資格を授与する』ということを卒業前に保証できる制度です。大学在学中に、修得済みの単位を申請することができますが、併せて成績証明書と卒業見込証明書の提出が必要です。
仮認定の審査料と仮認定料は、通常の審査料(10,000 円)・認定料(30,000円)と同じ費用がかかります。審査で基準に合格したら、仮認定料を払い込みます。仮認定料が到着次第、有効期限付きの「認定心理士 仮認定証」が送られてきます。「仮認定証」の有効期間は卒業見込証明書に記載された見込年月の末日までなので注意しましょう。正規の認定には「卒業証明書」が必要です。

仮認定を受けて見込みどおり卒業した場合は、卒業した時点で卒業証明書を事務局に送付し、「仮認定料」を「認定料」に振り替える手続きをする必要があります。卒業証明書の受領後に正規の認定が行われ、「認定心理士認定証」と「認定心理士IDカード」が送付されます。

3. 日本心理学会会員の優遇措置
申請時現在までに日本心理学会に5年以上正会員として在籍し、本務校において心理学関連科目を担当する大学など(4年制大学、短期大学、高等専門学校、専門学校)の教員は、所定の手続きによってこれらの事項を認定委員会へ届けることで、資格審査・資格認定を受けることができます。当てはまる方は、日本心理学会事務局にお問合せください。

【公益社団法人 日本心理学会】
〒113-0033
東京都文京区本郷5-23-13 田村ビル内
TEL:03-3814-3962


認定心理士の資格認定条件は?

主に3つの必須条件がある!

資格認定にあたっては、まず以下の3つの条件を満たしていることが必要となります。

1. 16歳以降通算2年以上日本に滞在した経験を有する者
2. 4年制大学を卒業し学士の学位を取得もしくは大学院修士課程を修了し修士の学位を取得した者
3. 認定心理士認定資格細則が指定する心理学関係の所定の単位を修得

認定に必要な単位数について

認定に必要な単位数について紹介については『基礎科目』『選択科目』という2つの科目で分類されています。さらにそれぞれの科目で領域があり、認定に必要な単位数が決められています。

●基礎科目
a.心理学概論【4単位以上】
b.心理学研究法 + c.心理学実験実習【合計で8単位以上】
※c(心理学実験実習)については、最低4単位以上が必要。

●選択科目(5領域)
d.知覚心理学・学習心理学
e.生理心理学・比較心理学
f.教育心理学・発達心理学
g.臨床心理学・人格心理学
h.社会心理学・産業心理学
※以上5領域のうち3領域以上で、それぞれが少なくとも4単位以上、合計16単位以上が必要。

●その他
i.心理学関連科目、卒業論文・卒業研究
※必ずしも単位が必要ではない。(卒業論文・卒業研究は最大4単位まで申請可能)

【注意事項】
単位取得として、該当する科目・該当しない科目もあります。履修する科目については、事前に確認しておくとよいでしょう。各領域に含まれる科目例など、詳しくは『資格取得に必要な単位と科目名例』(日本心理学会ホームページ)でご確認ください。


認定心理士資格申請方法は?

以前は郵送だったが、現在はweb上でも可能!

これまで認定心理士資格の申請方法は郵送でしたが、現在ではWeb上での資格申請も受け付けています。また、審査料や認定料の振込みもクレジットカード・コンビニ支払い・銀行振り込み(オンライン)で行うことが可能です。ただし、一部書類(証明書等)は郵送が必要です。電子申請は日本心理学会ホームページの【認定心理士申請システム】から行ってください。
郵送の場合は、申請書類一式と資格申請の手引きを入手する必要があります。入手方法は下記の2つです。書類入手後、資格申請の手引きにしたがって申請してください。

@日本心理学会のホームページからダウンロードする
A下記口座へ郵便振替で1,500円を送金する
通信欄にどの種類の手引きを希望するか( 大学卒業者 ・卒業見込み ・会員優遇措置)を記載する。

郵便振替口座:
00180-4-543408 加入者名:
公益社団法人日本心理学会認定委員会


認定心理士資格取得メリットは?

心理学の基礎知識・スキルを習得した証明になる!

大学で心理学を専門に学んでも、教養学部や人間科学部など心理学という名称が使われない学部・学科卒業の場合は、第三者から見て大学で何を学んだのかが分かりづらいということがあります。認定心理士の資格を持っていれば、心理学の標準的な学力を有していることの証明になります。

一般企業への就職時にも、資格を活かすことができる!

認定心理士の資格取得が直接的に就職へ結びつくことは、そこまで多いとは言えないでしょう。ただし、資格があれば就職先で心理系の仕事をすることも可能です。例えば、看護師の方が看護の仕事と並行して病院のスタッフのカウンセリング業務を行っていたり、NPO法人で働いている方が、病院や老人ホームで高齢者のケアをしていたりするケースがあります。
また、見方を変えて考えれば、一般企業であっても認定心理士資格を有していることが強みとなることがあるはずです。例えばマーケティングや営業といったコミュニケーション能力や交渉術を必要不可欠とする部門への就職活動の際、履歴書の「学部名」だけではわからなくとも、資格として「認定心理士」ということがあれば、心理学の知識と能力があるということが伝わり、一目置かれることもあるでしょう。「試験がなく申請するだけで得られ、自分が身につけた知識と能力を証明することができる資格」、これを最大限に生かして活用しない手はないはずです。

このように、医療・福祉領域はもちろん、他に人事などの業務など資格を活かして活躍の場が広げることはあるでしょう。


認定心理士の活躍の場・仕事内容は?

障害者支援施設や児童養護施設、母子生活支援施設など!

活躍の場としては、障害者支援施設で発達障害のある子どもの療育支援、児童養護施設でのカウンセリング業務、母子生活支援施設での相談業務などが挙げられます。メンタルヘルスが注目される中、心理系知識および技能に対する需要が高まっていることもあり、「認定心理士資格取得者」を条件とする求人も少ないながらあります。ただし、「心理学の基礎資格」ということもあり、認定心理士だけで心理職に就くのは難しいというのが正直なところです。
活躍の場を広げていきたい方は、現場での実務経験を積みながら臨床心理士や公認心理師、産業カウンセラーにチャレンジするのも良いでしょう。「認定心理士」を最終地点とせず、将来への足がかりとして考えてみるのもひとつではないでしょうか。

認定心理士は、一度資格申請をしてしまえば更新の必要はありません。大学で心理学を学んだ経験のある方、在学中で現在心理学を学んでいる方は、修得(予定)単位が認定心理士の資格条件に該当するか否か、確認してみるのも良いかもしれませんね。


認定心理士以外にも心理カウンセラー関連資格はある!?

公認心理師(国家資格)や臨床心理士などさまざま!

心理カウンセラー関連の資格は『公認心理師(国家資格)や臨床心理士(民間資格)』などの専門資格から、気軽に心理学についての基礎知識を学べる『メンタル心理カウンセラー』などさまざまあります。資格取得の目的や取得条件などもチェックしながら、目指す資格を検討されてみるのもよいでしょう。
心理関連の資格はどのようなものあるのか『心理カウンセラー関連資格はなぜ種類がたくさんあるの?』で詳しく紹介しています。気になる方は、是非チェックしてみてください。

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