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プロカウンセラーの必須アイテム

更新日: 2017/10/23

カウンセラーがもっている様々な必須アイテムとは

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カウンセラーのたまきです。世の中には様々なカウンセラーが存在します。カウンセラーによってカウンセリングスタイルも三者三様で、誰一人として全く同じスタイルのカウンセラーはいないでしょう。そしてそのカウンセラーが使う必須アイテムも同様に三者三様と言えます。

例えば、クライアントにカラーペンやクレヨンで自由に絵を書いてもらうことによって、その人の心理状態や無意識下の心の動きを見る「絵画療法」を取り入れているカウンセラーもいます。そのようなカウンセラーのとっては、画用紙やカラーペン、クレヨン、色鉛筆や絵の具が必須アイテムとなるでしょう。

「音楽療法」を取り入れているカウンセラーもいます。音楽は種類によって、人を深い癒しに導くことがあります。簡単に説明しますと、自然界の小川のせせらぎや風に揺れる木々の音、波の音などには1/fゆらぎ(エフぶんのいちゆらぎ)があると言われています。

1/fゆらぎとは一定のようでいて実は予測できない不規則なゆらぎのことを指しますが、人に心地よさや深い癒し、リラックス感を与えると言われています。 そのような音楽をクライアントに聞かせながら心理療法をおこなうカウンセラーもいますが、そのようなカウンセラーにとってみれば、音楽を聴かせるための機械(パソコン、タブレット機器、ラジカセ)や癒しのための音源は必須アイテムとなるでしょう。

また、心理療法として「箱庭療法」を取り入れているカウンセラーは、箱庭をつくる道具一式(箱、ミニチュア玩具、砂)が必須アイテムとなるでしょう。箱庭療法を簡単に説明すると、クライアントに砂が入った箱の中で自分の思うがままに自由にミニチュア玩具を配置してもらいます。自由に砂で山や川などの造形をつくることも可能です。その箱庭作成を通して、カウンセラーはクライアントと会話をしながらクランアントの無意識下の心の動きや心理状態をみていきますが、漠然とした心のモヤモヤや自分では意識していなかった不安などを箱庭を使って表現することにより、癒しや自己変容を促すと考えられています。

このように少し例をあげただけでも解るかと思いますが、カウンセラーのカウンセリングスタイルによって必須アイテムも様々です。もちろん、対面カウンセリングで対話を主とするカウンセリングをおこなっているカウンセラーの中には「あえて何も用意しない」という人もいます。自分の身一つさえあれば、道具は一切使わないカウンセラーもいるのです。

ちなみに私自身が心理カウンセラーをして活動していく中での必須アイテムは、音楽を聴かせるための機器と紙とペンです。これは対面カウンセリングをおこなう際に必要とするアイテムですが、音楽機器はクライアントを安心しリラックスさせるBGMを流すために使用しています。また、紙とペンはクライアントが話したことでキーワードとなる言葉や、心の動き、自分の分析などをメモするために使っています。いわゆる「カルテ」を作成するために使う道具です。

紙とペンは電話カウンセリングをおこなう際も同様です。電話カウンセリングは、もちろん電話をするための通信機器は必須アイテムですが、話しを聴きながら重要なことをメモしカルテを作成していくため紙とペンを必ず用意するようにしています。 では一体「カルテ」とは何でしょうか?

心理カウンセラーの必須アイテム「カルテ」とは?

心理カウンセラーの多くは、クライアントと話した内容や心の動きなどをカルテに書いて保存しています。何でわざわざカルテに書いて保存するかというと、後で分析するときにとても役立つからです。頭で考えながら分析していく方法もありますが、私はそれだと混乱してしまうことが多いので、一旦文字にして紙に書くことで整理しながら分析をしています。

また、クライアントがリピーターとしてカウンセリングを受けにきた際に、前回カウンセリングした内容やおこなった心理療法の結果を思い出すためにも使用できます。クライアントの数が少ないうちは良いですが、クライアントが増えてくると「前回のカウンセリングでどんなことを話していたか」が他のクライアントの話しと混ざってしまい、なかなか事実を思い出せないこともあるでしょう。

リピーターのクライアントをカウンセリングする際に、前回と全く同じ内容のことを聴いてしまってクライアントに不信感を抱かせてしまった、というケースもありますので注意が必要です。

そのような事態を招かないためにも、心理カウンセラーにとってみれば「カルテ」はカウンセリングにはかかせないアイテムです。私のようにカウンセリングの最中にメモをとりながら、分析や心の動きを見ていくカウンセラーもいれば、一通りカウンセリングを終えてクライアントが帰ったあとに記憶を辿りながらカルテを書き残すカウンセラーもいるようです。

カルテの書き方も三者三様と言えますが、カルテにはクライアントの個人情報を書くことも度々あるでしょう。カウンセラーは「守秘義務」を徹底して守る必要があるので、個人情報は絶対に漏洩させてはいけません。そういった観点から、カルテの保管もカウンセラーの仕事の一環と言えるので、カルテは慎重に扱うことが大切です。

また、カウンセリングを初めて受けるクライアントに対して、事前に質問事項を書いてもらうカウンセラーもいるようです。例えば、「どのようなことでお困りですか?」「それはいつからですか?」「通院していたり飲んでいる薬はありますか?」などといった簡単な質問を事前に記載してもらうことにより、よりスムーズに円滑にカウンセリングを進めようとするカウンセラーもいます。

それと一緒にカウンセリングを受ける際の注意点などを書いた同意書にサインを求めるカウンセラーもいるようです。ただ、心理カウンセリングをする上で「こうしなければいけない」といった決まりや法律はありません。何度も言いますがカウンセリングのスタイルは三者三様ですので、これから心理カウンセラーを目指す方は「自分のカウンセリングスタイル」を模索しながら確立させ、その上で必須アイテムやカルテの書き方などを考えてみてはいかがでしょうか。