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プラシーボ効果とは

更新日: 2018/06/13

思い込みによって生じる影響は絶大?!

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心理現象の一つに「プラシーボ効果」というものがあります。多分、テレビや雑誌などでこの言葉を目にした人は多いのではないでしょうか。とても有名な心理現象の一つです。プラシーボ効果を簡単に説明すると、自分の思い込みが身体に良い影響を及ぼすことを指しています。日本では「偽薬効果」と呼ぶこともあるようです。プラシーボとは、薬効のない成分である薬を本物の薬として信じ込ませ服用させることにより、本人の症状が回復傾向になったり、治ったりすることを言います。 また、プラシーボ効果はプラセボ効果とも言ったりします。プラシーボという言葉は、ラテン語であるプラケーボーからきています。「私を喜ばせる」という意味をもった言葉に由来した英語であり、医学や薬学ではプラセボを用いることが多いのです。

このプラシーボ効果、1955年にヘンリー・ビーチャーが研究報告をし、広く知られるようになりました。その後も様々な心理学者が実証実験を繰り返し、思い込みによって成果が上がったり、症状が回復することを実証しています。しかし一方では、疑問視する意見もでており、治療手段として偽薬の効果は限られている、という報告もあります。

現在でもプラシーボ効果については、様々な研究が進められているようです。 プラシーボ効果の実証実験として有名な例は、患者に対して「これは鎮痛剤です」と伝え服用させるが、実際は薬効のない薬を処方したところ、およそ3割の患者に改善傾向がみられたという報告があります。また、ある医療機関では、患者を手術室に運んだだけで実際には手術しないにも関わらず、手術を受けたと思い込んでいる患者の怪我は、回復傾向を見せたそうです。

このように、思い込みの影響力というのは大変強いものだと言えるでしょう。また、「病は気から」という言葉がありますが、まさにそうで、思い込み次第で病の症状も変化する傾向にあると言えるかもしれません。

また、プラシーボ効果とは別に「ノーシーボ効果」「ノセボ効果」というものもあります。簡単に説明すると、プラシーボ効果とは逆で、自分の思い込みが身体に悪い影響を及ぼすことを指します。「この薬は副作用がでます」と患者に伝えて服用させるが、実際には薬効のない薬を処方したところ、本当に吐き気などの副作用がでてしまう、といったようなことがあったそうです。また実際に薬剤投与をしていても、患者側が「この薬は効かない」と思い込んでいると、薬剤の効果がなくなってしまうとも言われています。

この思い込みの影響力を使い、私たちの日常生活でプラスに使うことができれば、恋愛や仕事に多いに役立つのではないでしょうか。では、どのようなプラシーボ効果があるのか、考えてみたいと思います。

仕事に活かす!プラシーボ効果とは

プラシーボ効果を意識して仕事に活かすことで、モチベーションアップに使うことや、人の潜在的な能力を引き出すことにも役立ちます。仕事では「成功の思い込み」も大切です。 もしも、仕事でプレゼンがあってどうしても成功したい、認められたいと思っている場合は、

「自分だったら絶対に成功する」

と思い込むだけで、プラシーボ効果が発揮されて本当に成功する、といったようなこともあるようです。しかし、自信が持てない中で「自分だったら成功する」と思い込むことは、難しいと感じる人もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな場合は、偉人でも、実際に成功している人でも、自分の憧れの存在の人でも誰でも構わないので、「こうすれは必ず成功する」という、成功者がやっていたことを真似ると良いかもしれません。「これは成功者がやっていたルーティンだから、これをやれば上手くいくはずだ」という思い込みによって、プラシーボ効果が発揮され、気持ちも前向きになり、仕事での成功が結果として現れるようになる可能性もあります。 また、部下にに対してプラシーボ効果を意識して使うと良いでしょう。

「君ならきっとできるよ。君は力があるよ。」

など、前向きな言葉を部下に投げかけることにより、プラシーボ効果が発揮されて、部下も「自分ならできる!」と思い込み、前向きに仕事に取り組むようになる可能性が高いでしょう。この例で言うと、とある野球チームの話しがあります。そのチームは毎年成績が振るわず、いつも最下位争いをしているようなチームだったのですが、新しい監督が就任することになりました。その監督は就任時に「君たちなら必ずできる」と言ったそうです。そうして選手の闘志に火を燃やし、本当に優勝してしまった…という話しがあります。これも、プラシーボ効果が発揮されているのではないでしょうか。もし、仕事で部下の士気を上げたい場合、部署の成績を伸ばしたい場合は、「できる」という思い込みを持たせてあげるのも、上司の役目なのかもしれませんね。

恋愛に活かす!プラシーボ効果とは

恋愛にもプラシーボ効果が発揮されると、良いことが沢山あります。例えば、いわゆる世間一般で言う「ダメ男」に恋をしたとします。お金使いが荒い、自己中心的、毎日深夜まで飲み歩いていて彼女を放ったらかし、などダメ男の定義は様々ですが、精神が自立している女性ほど恋愛ではダメ男を好きになってしまう傾向があります。そんな彼を変えるために、意識してプラシーボ効果を使ってみてはいかがでしょうか。毎日彼を褒め、

「あなたはとても思いやりがある人だ」
「あなたはとても優しいね」


など、彼を承認する言葉を沢山投げかけます。これを毎日続けることにより、彼自身も「自分は思いやりがあって優しい人間」と思い込むようになります。すると、本当に思いやりのある優しい男性になっていき、ダメ男から脱却する…といったようなこともあるようです。これはラベリング効果とも似ていますが、毎日投げかける言葉によって思い込む力(プラシーボ効果)が作用し、彼が変化していくのです。

また、やはり女性だと尚更ですが、「もっとキレイになりたい」「美しくなって素敵なパートナーが欲しい」と思う人もいらっしゃるでしょう。だからこそ、基礎化粧品にお金をかけたり、エステなどに通ったりしますよね。もっと美しくなるためにプラシーボ効果を意識して使うとすると、

「この化粧品を使うことで私はどんどん美しくなる」
「エステに通うことで更にキレイになる」


と自己暗示をかけてみましょう。するとプラシーボ効果が発揮され、本当に更に美しく、キレイになっていき、自分に自信が持てるようになって、婚活でも積極的にアプローチができ理想のパートナーをゲットできるようになるかもしれません。

思い込みの力はとても偉大です。是非、前向きな思い込みを作って、自分自身を高めていくことにトライしてはいかがでしょうか。