PTSD(心的外傷後ストレス障害)とは?~症状や治療法~

PTSDコラム
コラム

PTSDは、「Post Traumatic Stress Disorder」の頭文字をとったもので、「心的外傷後ストレス障害」と訳されています。
今回は、このPTSDについてご紹介していきます。

※このページは『厚生労働省HP「知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス PTSD」』を参考にさせていただきました。

PTSDとは?

PTSDとは、心的外傷(トラウマ)を負った人が、その過去を引きずって、悩んでいる状態を指します。
心的外傷とは、心を大きく傷つけてしまうようなショックを受けることを言い、日本では1995年に起きた阪神・淡路大震災の被災者の心のケアをめぐって注目を集めるようになりました。

心的外傷は人によって様々ですが、例えば、自然災害、火事、事故、暴力や犯罪被害などが挙げられます。

※参考・引用元ページ
『厚生労働省 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス 病名から知る PTSD』

PTSDの症状は?

PTSDの症状として特徴的なのは、「トラウマの再体験」です。突然、目の前にトラウマが蘇るフラッシュバックや、その出来事に関連した悪夢を繰り返し見たりします。

また、すべての生活において無気力になる「回避」や、緊張が続き、眠れなくなる「覚醒の持続亢進」なども起こります。他に、心的外傷の原因となる出来事の重大な部分のみを思い出せなくなったり、怒りっぽくなったりするなどの症状もあるようです。

こうした症状が少なくとも一か月以上続く場合、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されます。

PTSDの生涯有病率は男性が5%、女性が10%程度で、女性の方が生涯を通じての発症のリスクは高いです。

症状のつらさから、離婚や失職、また、アルコール依存や薬物依存に陥ることも多く、最悪の場合、自殺に追い込ま れることもあります。

多くの場合、心的外傷となる出来事があってからすぐにPTSDを発症しますが、数年後に突然何かのきっかけで発症することもあります。

※参考元ページ
『厚生労働省 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス 病名から知る PTSD PTSDのサイン・症状』より

PTSDの治療法は?

PTSDの原因は、極端な体験から生じるストレスです。そのため、その人に合わせたペースで治療を進めていくことが必要となります。

治療法としては、トラウマとなった場面をあえてイメージしたり、これまで避けていた記憶をよびおこすきっかけにあえて身を置くようにする治療法や同じトラウマを持つ人々が話し合うグループセラピーや、カウンセリングなどの心理療法、(※)EMDR(眼球運動による脱感作と再処理療法)などがあります。
(※)EMDR・・・眼球を左右にリズミカルに動かすことで、過去の否定的な記憶を再処理し、否定的な感情を弱めていく治療法

また、不眠、強い不安感、うつ状態、自殺願望などがある場合は、薬による治療を行うこともあります。

※引用・参考元ページ
『厚生労働省 知ることからはじめようみんなのメンタルヘルス 病名から知る PTSD PTSDの治療』より

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家族や友人がPTSDになったときは?

PTSDになった人は、こうなったのは自分のせい、と自身を責めていることも少なくありません。また、心的外傷となる出来事を誰かに話すというのは、とても勇気がいることですので、無理に話を聞き出そうとするのはやめましょう。よかれと思って励ましたり、慰めたりすることも、かえって相手を傷つけることがありますので注意してください。

もし、本人がPTSDについて話してくれた場合は、相手の言葉を否定することなく、だまってうなずきながら話を聞きましょう。話を聞くだけでも、本人の気持ちは楽になるはずです。

また、話を聞いていると、聞いている側まで、その体験に対して恐怖を感じ、PTSDになっている人と同じ体験をしたかのように錯覚してしまうこともありますので、あまりのめり込みすぎず、適度に距離を取るようにしましょう。
自分たちだけで解決しようと思わず、PTSDが疑われる場合には、精神科や心療内科などで診察を受けるようにしてください。

通信講座でPTSDを含めたメンタル疾患や、その治療法について学べるものもありますので、ぜひ参考になさってくださいね。

【通信】ケアストレスカウンセラー講座のページをご覧ください。

【参考書籍】
図解 すぐに使える!心理学 渋谷昌三 PHP研究所 2013
決定版 面白いほどよくわかる!心理学 渋谷昌三 西東社 2017

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