体の疲労は脳の疲れ!?「脳疲労」とは?

体の疲労は脳の疲れ!?「脳疲労」とは? コラム一覧
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はじめに

「特に激しい運動をしたわけではないのに、体が疲れている」こんな人はいませんか?実は、その疲れ、体が疲れているわけではなく、原因は「」かもしれません。今回は、「脳疲労」についてご紹介します。

精神的な疲れは脳の疲れ、では、体の疲れは?

体の疲れも脳の疲れ!

体の疲れも、精神的な疲れも、大半は脳の疲れだと言われています。脳は運動や頭脳労働、精神的ストレスによっても疲労するのですが、この場合も私たちは「体の疲れ」だと錯覚しやすくなります。

これは、脳が疲れると、それ以上脳を疲れさせないために「体が疲れている」と錯覚させる防御システムが発動するからだと考えられています。

では、脳疲労とは具体的に脳のどの場所を指すのでしょうか。

脳疲労とは、主に脳内にある自律神経の中枢が疲れることを言います。自律神経は24時間、私たちの心拍や呼吸、体温などを調節しています。

<在宅勤務と出勤の日が混ざっている人は要注意!>

今は、在宅勤務と出勤の日が混ざっているという人も少なくないのではないかと思います。在宅勤務の日は、通勤時間などの分、朝起きるのが遅れがちになります。日によって起床時間が変わると、頭は時差ボケのような状態になります。そうなると、自律神経が乱れる原因となり、脳疲労にもつながります。

在宅勤務の日も出勤の日もできるだけ同じ時間に起きることをおすすめします。

脳疲労の予防法や回復法は?

脳疲労に効く予防法や回復法をご紹介!

ここでは、脳疲労に効く予防法や回復法をご紹介します。


<予防法>

◇ 翌日のスケジュールをイメージする
予想外にふりかかる仕事は脳に多大なダメージを与えます。事前に予定をイメージして、いつ休憩するかを考えておきましょう。忙しくてもこまめに休憩をとることで、仕事の能率もあがりますし、脳疲労も軽減することができます。

作業に飽きたら少しの間目をつぶる
仕事などに集中できなくなったら、それは脳疲労が起こっているサインです。作業に飽きたら、1分間でも良いので目をつぶりましょう。情報を遮断することで脳が疲れにくくなります。

鶏胸肉を1日100グラムを目安に食べる
脳疲労の多くは酸化ストレス(酸素が体の中の細胞や組織などに結びつき、ダメージが蓄積すること)によるものだと考えられています。そのため、抗酸化物質を摂ることで、脳疲労の予防になります。その効果を存分に発揮してくれるのが鶏胸肉です。すでに脳疲労が起きてしまった場合の回復にも一役買ってくれるので、積極的に摂るようにしましょう。

食事制限ダイエットはほどほどに
女性がやりがちな食事制限ダイエットは、脳疲労の原因になります。動物の本能として空腹を感じた時には交感神経が興奮して、危機に立ち向かおうとし、その際、自律神経が酷使され、結果として脳疲労が起こりやすくなります。


<回復法>

在宅勤務の日も歩くようにする
在宅勤務の日は家にこもりがちになりますが、外で歩くようにしましょう。軽い運動には、脳の興奮を冷まし、疲労を回復する効果があることがわかっています。また出社する日と同じリズムでできるだけ生活するようにすると自律神経が乱れにくくなります。

親しい人とのコミュニケーションを大切にする
会話していても疲れない相手とのコミュニケーションは、脳疲労を改善すると言われています。ですので、家族や友達とのコミュニケーションを大切にするようにしてください。このご時世、直接会うことは難しいかもしれませんが、電話などでもOKです。また、植物やペットとの触れ合いも脳疲労に効果的であることがわかっています。

風景の動画を眺める
「揺らぎ」にはリラックス効果があると言われています。例えば、炎の揺れや葉の揺れなどを眺めると効果的です。実際に見なくても、動画などを眺めるだけで、リラックスできますよ。

緑の香りをかぐ
森の中の木々の香りや、芝生に寝転んだ時の香りなどに代表される緑の香りには、青葉アルコールと青葉アルデヒドという成分が含まれています。この緑の香りをかぐと、脳疲労が和らぐことがわかっています。ヒノキやモミの木などの樹皮から抽出されたアロマなどをかぐのも効果的です。

まとめ

今回は、脳疲労についてご紹介しました。疲れを取るには、脳を休めることが大切です、ぜひ、今回ご紹介した予防法、回復法を取り入れてみてくださいね。

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■ 参考
日経ウーマン2020年8月号 日経BP P30~P33
http://kyoto.wakasa.jp/detail/51/492/

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