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心理カウンセラーの仕事内容は?

更新日:2019/11/15

心の病を抱えた方の心理カウンセリングが一般的!

心理カウンセラーの仕事内容は、一般的に心の病を抱えた方の心理カウンセリングです。しかし、心理カウンセラーと一口に言っても関連する心理系資格の種類も様々あり、求められる仕事内容や役割に応じて呼び方も変わってきます。
そのため、心理カウンセラーと名乗っても、どのようなカウンセリングを行えるのか、どんな知識を持っているのかイメージしにくいでしょう。

以下より、心理カウンセラーはどのような場所で活躍できるのか、また、主な活躍の場での仕事内容を紹介していきたいと思います。

心理カウンセラーにはどんな活躍の場がある?

活躍できる6つの領域を紹介!

心理カウンセラーは、実際にどんな活躍の場があるのでしょうか。領域ごとに見ていきたいと思います。

▽領域別 心理カウンセラーの活躍できる場(まとめ)

領域 主な活躍の場
医療領域 病院やクリニック、保健所、精神保健センターなど。
精神科医との連携が必要で、対象が幼児から年配の方まで幅広いのが特徴です。
教育関連領域 学校や教育センターなど。
不登校やいじめなどの問題は起こりやすいため、今後スクールカウンセラーの需要はますます高まっていくと思われます。
産業関連領域 企業内の相談室、職業安定所、健康管理センターなど。
対面ではなく、電話やメールで相談を受ける場合もあります。
福祉領域 児童相談所、高齢者福祉施設、リハビリテーションセンター、障害者施設、精神保健福祉センターなど。
虐待やDV(ドメスティック・バイオレンス)などに関する問題は、年々深刻化してきているので、今後より注目されるようになるでしょう。
司法・矯正領域 家庭裁判所、少年鑑別所、刑務所、少年院など。
犯罪が関係することが多くあるため、法律についても学ぶ必要があります。
大学・研究領域 専門学校、大学、大学付属の心理・臨床センター、民間企業の研究機関など。
専門学校や大学で講義をしたり、民間企業の研究機関で研究を行ったりします。また、経験を積めば、個人で開業することも可能になります。

主な活躍の場での仕事内容を紹介!

病院で働く場合の仕事内容

まず、心理カウンセラーの活躍の場として挙げられるのが『病院』です。総合病院の精神科や心療内科、またメンタルクリニックなどで医者と連携をとり、心の病を抱えた方やその家族の相談に乗って、少しでも苦しみや悩みを軽減できるようにお手伝いをします。

【仕事内容例】
◎相談に乗り、苦しみや悩みを軽減させる。
相談内容:
・無気力な状態が続いている
・イライラして落ち着かない
・人間関係がうまくいかない
・毎日寝つきが悪い・家庭、学校、職場で悩みがある
・自分の性格についての悩みがある
・人と接するのがこわい など

◎臨床心理学の知見に基づき、認知行動療法や精神分析療法などの心理療法、カウンセリング

精神科や心療内科以外にも、神経内科、小児科、産婦人科などにも活躍の場はあります。
ちなみに、病院で心理職として勤務する場合は、臨床心理士の資格を要する場合がほとんどです。

【病院で働く場合に活かせる主な資格】
・臨床心理士
・公認心理師


学校で働く場合の仕事内容

病院と同じくらい心理カウンセラーの活躍の場が広いのが、学校です。「スクールカウンセラー」というと、なじみ深い方も多いのではないでしょうか。
スクールカウンセラーは、一般的に学校内の相談室などで悩みを持つ生徒などの相談に乗ったり、カウンセリングを行います。具体的には、友人・家族・教師との関係、学業のこと、不登校、摂食障害、発達障害など様々な悩み・病気の相談に応じます。生徒だけでなく、親から子どもについての相談を受けることも多くあります。また、普段の生徒の様子を知るために、教師と連携をとることも必要です。時には、教師のサポートをする場合もあるようです。

スクールカウンセラーに必須の資格はありませんが、臨床心理士の資格所持が採用の条件になることが多いようです。その他、精神科医や心理学系の大学の常勤教員などがスクールカウンセラーを務める場合もあるようです。

【学校で働く場合に活かせる主な資格】
・臨床心理士

会社で働く場合の仕事内容

企業で働く心理カウンセラーとしては、臨床心理士、産業カウンセラー、キャリアコンサルタントの資格所持者が多いようです。各資格所持別で仕事内容をまとめてみました。

【臨床心理士】
主な仕事としては、従業員や経営者の心理カウンセリングを行います。具体的には、職場での人間関係の悩みや、うつ病などの心の病、また大人になって初めて表面化した発達障害などの問題にも向き合ったりします。
臨床心理士として企業で働く場合、臨床の知識や経験が必要になるため資格を取っただけでは雇ってもらえないことがほとんどです。そのため、病院などで何年か勤務を続けた後に企業で働くケースが多いようです。また、従業員の置かれた状況や心理を理解しなくてはならないので、一般企業での就業経験もあるとプラスになるでしょう。

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【産業カウンセラー】
人間関係のトラブルやキャリアにおける課題など、従業員や経営者がぶつかる様々な問題に一緒に向き合うのが産業カウンセラーの仕事です。臨床心理士が様々な領域で働くのに対し、産業カウンセラーはその名の通り、産業分野に特化して働きます。そこで、働く人の抱えた問題や悩みをサポートしていきます。
臨床心理士は大学院卒業が必須ですが、産業カウンセラーの場合は指定講座を修了し試験に合格すれば資格取得が可能です。そのため、人事や社内研修の担当者が産業カウンセラーの資格取得してカウンセリングを行っているケースもあるようです。

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【キャリアコンサルタント】
キャリアコンサルタントの仕事は『今の仕事が自分に向いていない気がする』『今の職場で自分の実力が認められていないように感じる』など、ひとりひとりのキャリアに関する相談を受け、その人に合った適性や適職について探っていきます。また、仕事の悩みを通して自己理解を深められるように導いていくのもキャリアコンサルタントの仕事です。2016年に国家資格である「キャリアコンサルト」も誕生したので、今後ますます企業に浸透していくことが考えられます。こちらも、会社の人事担当者が資格を取るという場合が少なからずあるようです。

現在は、大手の一般企業が外部の民間カウンセリング会社に委託して相談業務を行っていたり、社内に心理カウンセラーを置いているところもあります。また、加入している組合によっては、無料で面談や電話・メールでの相談を受け付けているところもあります。
そういった場所でも、心理カウンセラーの活躍が見られます。また、企業セミナーなどでメンタルヘルスケアについての講義を行うこともあります。

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児童相談所で働く場合の仕事内容

児童相談所での仕事内容は、虐待や育児放棄、いじめなどで悩む子ども、発達障害・知的障害がある子どもを抱える親からの相談に乗ります。また、子どもの精神状態を見るために心理検査なども行います。時には、小学生や中学生を対象にグループセラピーを実施することもあるようです。

以前は心理判定員と呼ばれていましたが、現在では児童相談所で働く心理判定員に限り『児童心理司』という呼び方に変わっています。児童心理司は公務員であり、臨床心理士の資格所持が必須ではありません。しかし、採用時に、専門性が高い人が望まれる場合もあります。
児童相談所で仕事したいという方も、臨床心理士の資格取得はしておいた方がよいかもしれませんね。

>> 児童心理司とは

家庭裁判所で働く場合の仕事内容

家庭裁判所の調査官は、夫婦・親子間の問題や非行を犯した少年に関する問題を調査します。この調査官を、臨床心理士資格所持者が行っているケースもあるようです。
仕事内容は、家庭裁判所の審判に備えて関係者からの事情を聴取したり、事実関係を調べます。また、非行や離婚訴訟に至ったメカニズムに関した調書を作成します。時には、カウンセリングをして必要な援助を行うこともあります。事件性のある場合は、罪を犯した者に責任能力があるのかどうかを判断することも調査官の役目です。そのために、心理検査や面接などを行い、犯行時の精神状態を明らかにするこもあります。
※家庭裁判所調査官は、臨床心理士の資格が必須ではないようです。

大学付属施設などで働く場合の仕事内容

心理学を学べる大学には、学生相談室の他にも付属施設として心理の研究所や心理臨床センターが設けられている場合があります。そこで臨床心理士が、地域住民の子育て、子どもの発達などの悩み、学生の学校生活、対人関係などの相談、その他家族や夫婦関係や性格の悩みなど、様々な相談に応じています。また、相談者自身や、相談対象である子どもに対しての理解を深められるように、心理検査や発達検査を行うこともあります。大学の付属施設のため、臨床心理士の資格を持った大学教授がカウンセリングを担当することもあるようです。

心理カウンセラーの仕事で大切なことは?

クラアント(相談者)自身に答えを見つけさせること!

心理カウンセラーは、一方的にクライエント(患者)に指示を出すわけではありません。あくまで、クライエントの支援者という立場でいることが必要になります。『答えを提示するのではなく、クライエント自身に答えを見つけさせる』ことが、心理カウンセラーの仕事をする上で大切なことではないでしょうか。

2018年には、日本で初の心理系国家資格「公認心理師」の試験が実施されました。公認心理師は、臨床心理士が行っている業務とほぼ同様の仕事を行います。職場によっては、臨床心理士の資格を既に持っている人に公認心理師の資格取得を義務づけしていることもあるようです。そのため、公認心理師の資格も取得しておけば、より一層心理カウンセラーとして活躍の場が広がっていくかもしれませんね。

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