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心理カウンセラーに向いている性格や人生経験は?

更新日:2017/10/23

心理カウンセラーとはどんな仕事をするの?

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カウンセラーのたまきです。心理カウンセラーに向いている人の話をする前に、心理カウンセラーのお仕事について簡単に振り返りましょう。

心理カウンセラーとは、クライアントの話しをよく聴いて心のケアをする仕事です。精神科医とは違い、病名の診断や薬の処方をすることはありません。

現代の日本人の特徴として、悩みや問題を1人で抱えやすいと言われています。

ひと昔前は、家族の繋がり以外にも、地域との繋がりなど、コミュニティの絆が深く、少しでも困ったことがあれば直接誰かに相談するのが当たり前でした。 しかし、現代は昔と比べてコミュニティの絆が深くなく、家族以外にすぐに相談できる人はあまりいないのではないでしょうか。

その代わり現代の人は、ちょっとした困りごとはネットで調べて解決してしまいます。それ自体は悪いことではないですが、このような解決方法に慣れた現代人は、1人で解決できないことも自分でどうにかしようと考えてしまう傾向があるそうです。人によっては本当は相談したいけれど、できる人が周りにおらず、1人で抱え込んでしまい、心を病んでしまうことがあります。

そんな時に心理カウンセラーが、クライアントの問題の根源を分析し話しを傾聴することにより、心の傷や痛みをケアすることで、元気を取り戻すサポートができるのです。場合によっては心理療法やセラピーを使ったりすることもあるでしょう。スタイルはカウンセラーによってそれぞれですが、心のケアをすることに変わりはありません。

心理カウンセラーに向いている人・不向きな人

人の心をケアする仕事ですので、人の心に興味があることが大前提です。 人はどういう時に心が動くのか、どういう時に傷つくのか、どういう時に喜ぶのかなど、普段から考えたり興味がある人が向いています。

また、「人からよく悩みごとを相談される」「人の話しを聴くのが上手」な人が向いていると言われています。人からよく悩みごとを相談されるということは、あなたが聴き上手な証拠かもしれません。多くの人はすぐに判断をしたり答えを出そうとしますが、相手の話をよく聴いてあげることは忍耐力も必要です。人は話しを聴いてもらうだけでも楽になったり、抱え込んだ悩みを吐き出すだけで肩の力が抜けるもの。カウンセラーにとって傾聴はとても大切なことです。

反対に、心理カウンセラーに不向きな人は、自分の意見を主張しがちな人。カウンセリングをする上で、「こうした方がより良くなるのでは」と提案をしたり、意見をしたりするスタイルもありますが、自分の意見を押し付けたり、「絶対にこうした方が良い」「こうしないと解決しません」など相手の価値観を否定したりすることは心のケアにはつながりません。多くのクライアントはただでさえ不安を抱えていたり、悩んだり迷ったりしてカウンセリングを受けているのに、カウンセラーに自分の価値観を否定されたりすると、更に傷ついたり自信を失くしたりしてしまう可能性があります。ですので、自分の意見を主張しすぎてしまう人はカウンセラー向きとは言えません。

自分の価値観や判断を押し付けずに、クライアントが悩みや問題を解決できるようにサポートしてあげることが必要でしょう。

心理カウンセラーに生かせる人生経験とは?

一言でいえば、すべての経験が生かせます。

例えば、いつも前向きで人間関係で悩んだり傷ついたりしたことのない人が、いじめの問題や人と関わるのが怖くなってしまい引きこもりがちなクライアントの気持ちを理解することは難しいと思います。ですので、人間関係で躓いたり、悩んだりしたことのある人の方が相手の立場も理解しやすいですし、共感しやすいでしょう。

一見、マイナスに思える出来事でも、裏を返せばその経験がカウンセリングに役立つことがあるのです。

先ほどの事例のほかにも、離婚した経験がある人は、離婚することで傷ついたり心を病んでしまったりした人の気持ちや立場を理解しやすいと思います。職場で上司との関係に悩んでしまった人は、パワーハラスメントを受けて傷ついてしまった人の心情がよくわかるかもしれません。子育てをする上でなぜ赤ちゃんが泣いているのかわからず苦悩したり、育児が嫌になってしまった経験も、感情的になって怒ってしまった経験も、周囲とのコミュニティを持てず育児をしている母親の共感を呼ぶかもしれません。

相手の立場を理解し共感してあげることにより、クライアントに安心感を与えることができるのです。安心感を与えることができなければ、人は「この悩みをこの人に話してみよう」とは思いません。

この仕事は色々な人生経験を経て、傷ついたり悩んだり模索してきた人が向いていると思います。しかし、クヨクヨと考えすぎたり繊細すぎてもあまり良くありません。クライアントは色んな悩みや問題を抱えてやって来ます。時には父親、または母親をカウンセラーに転移されて、怒りをぶつけられたり想定外の出来事に遭遇することもあるかもしれません。そんな時に毎回クライアントの状態によって心を揺さぶられていると、カウンセラー自身が潰れてしまい仕事どころではなくなってしまいます。相手の立場を理解し共感してあげることは大切ですが、必要以上に入りこみすぎないこと。優しさと共依存は違うので、きっちりと境界線を引くことも大切です。

そして、特に年齢制限はありませんが、沢山のことを経験している比較的歳を重ねた人の方が安心感を与えることができるかもしれません。20代のカウンセラーが50代のクライアントの老後の悩みを聴くことも可能ではありますが、同じ世代かそれより上の世代の方が「理解してもらえている」感じを与えやすいと言えるでしょう。

いまから始めても遅いのではないか?と考える方もいらっしゃると思いますが、心理カウンセラーに興味があるのであれば、年齢や学歴などにこだわらず、一度勉強してみてください!

あなたの人生経験がクライアントさんの役に立ったり、希望になることもあるでしょう。カウンセラー自身が自分の通ってきた人生を否定的に見ていると、折角の経験も役に立たなくなってしまいます。ですので、まずはカウンセラー自身が自分の人生や価値観を肯定できるような心の状態になっておくのがベストかもしれませんね。