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心理カウンセラーの知識を仕事で活かす具体例

更新日: 2017/10/23

仕事に心理学は活かせるの?

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カウンセラーのたまきです。「ビジネスのハウツー本」は、書店にいけば沢山あり、私もたまに読むのですが、心理学の知識を応用しているハウツーが結構多いのです。

私は心理カウンセラーになるために、社会人として実際に働きながら心理学を学ぶスクールに通っていたのですが、同じ机で学んでいた仲間の中でも、

「仕事の人間関係で行き詰まってしまったので心理学を学ぼうと思った」
「モチベーションが上手く上がらずにすぐ転職したくなる。どうにかしたいと思って勉強しようと思った」

など、仕事に関しての悩みで心理学の門を叩く人も大勢いました。

日本人は諸外国の人に比べて、とても勤勉で真面目と言われています。多くの人は1日の3分の1ほどの時間を仕事に費やして過ごしています。そこに残業などが加算されると、「気づいたら1日の半分くらいは仕事をしている」なんていう人も多いのではないでしょうか。 それぐらい多くの時間を私たちは仕事に費やしているわけですから、その仕事自体に苦しい感情を抱いてしまうと大きなストレスを抱えてしまうことになります。実際に仕事上のトラブルや仕事上のなんらか関係のことから、ウツ病などの精神疾患に発展してしまう例も多くあります。

そうなる前に心理学を学ぶことによって、仕事とうまく付き合っていくことができるようになります。より良い状態で仕事に邁進するためにも、心理カウンセラーの知識はとても役に立つを言えるでしょう。

心理カウンセラーの知識を仕事で活かす具体例

まず、仕事でストレスを抱える原因となる1つに「仕事での人間関係の悩み」があります。

実際に私が心理カウンセラーとして働く中でも、

「上司と全く意見が合わず上手く付き合えない」
「同僚に強い競争心を抱いてしまって顔を合わせるのが辛い」
「お局さんに目をつけられ嫌がらせを受けているので会社に行くのが怖い」

など、仕事上での人間関係に頭を抱えている、とても多くのクライアントに会ってきました。

逆にキャリアアップのための悩みや仕事上での自己実現の悩みなどはあまり聴いたことがありません。そういった前向きな悩みも心理カウンセラーとしては伺ってみたいと感じますが、やはり仕事上の多くの悩みは、人間関係に集約されていると感じています。 人間関係で悩んでしまう原因の1つに、自分の親子関係が関与していると言われています。心理カウンセラーになるための勉強をする際に、自分の親子関係について考えてみる機会が与えられるのですが、私たちの人生に元々の家族関係はあらゆることに反映されているのです。

例えば、「上司と全く意見が合わずに上手に付き合えない」という悩み。これは、自分の家族の中で一番権威を持っていた人を上司に投影しているという現象が高確率で起こっています。

父親がとても威圧的であまり愛情表現をせず、父親の言うことは絶対に従わなければいけないという家庭に育ったとします。すると父親とは情緒的交流が持てないので、父親と必然的に距離ができてしまいますよね。 距離が空いている上に、いつも父親の顔色を伺って発言したり気を遣っていたのだとしたら、子どもの時代を経て大人に近づくにつれて『自分にとって父親は嫌な存在である』と認識するようになります。 そして社会人になって上司と対峙したときに、「相手が年上で権威のある立場」というだけで瞬間的に父親の顔を上司に貼り付けてしまうのです。 すると、なぜだか上司に良い感情を持つことができず、上司の言っていることはどんなことでも反発したくなったり嫌悪感を抱くようになってしまうのです。

これは上司とあなたの問題と言うよりかは、本質は『あなたと父親の問題』なのです。権威をもっていて高圧的だった父親への怒りや悲しみの感情を見ないふりをして隠している分だけ、上司とトラブルを起こすようになってしまいます。そうならないためにも、父親に感じていた怒りや悲しみを解放することが良いパターンも実際に多くあります。

もし心理学を学んでいてこのような知識があれば、「上司に腹が立っているのではなくて、本当は自分の父親に腹を立てているんだな」と気づくことができます。自分で気づくことができると、上司に対しての感情にも変化がでてくるでしょう。必要以上に嫌悪感を持たずに済むかもしれません。このように、上司との関係性を円滑にするためにも、心理学の知識があると役立つことでしょう。

また「どうしても仕事を休めないのが悩みです」という人も多くいます。

有給も全く使わず、他人の仕事も頼まれたら嫌とは言えず必要以上に抱え込んでいるのに、「休みをください」と言えないタイプの人は、どうやら日本人に多いようです。要は「一人で頑張りすぎてしまう」ということです。 そもそも頑張っている人というのは、「自分が頑張りすぎている」という自覚のないままキャパオーバーしてしまい、ウツ病や精神疾患を引き起こしてしまうケースも多くあります。 いわゆる燃えつきてしまった状態に当てはまります。

一人で頑張りすぎてしまう人は、「誰かに頼る」ということが課題になります。

「誰かに頼ることは迷惑をかける」と思い込んでいる人が多いのですが、それにも自分の親子関係が反映されているケースが多いのです。

例えば子どもの時に「母親に甘えたかったけれど仕事が忙しそうで甘えられなかった。甘えることはいけないことなんだ、迷惑なんだ」という経験をすると、極端に人に頼ったり甘えたりすることが苦手になるケースもあります。

もしそう言ったことを心理学の知識として知っていると、「仕事を休めなくて誰かに頼れないのは自分の子どもの時の経験からきているんだな。でも今回は勇気を出して休みたいと言ってみよう」など、原因がわかれば対処法もわかることも沢山あります。 他にも心理学の知識を活かし仕事に応用できることは山ほどあります。営業マンにとっては大事な心理的かけ引きなどもありますが、心理カウンセラーとしての知識を活かすのであれば、やはり「仕事上での人間関係」や「自分のセルフマネジメント」などと相性がよいです。心理学の知識を取り入れて、より豊かで充実した毎日を送れると良いですね。